夏の風物詩として親しまれている花火は、コロナ禍を経ていつでも楽しめる通年エンターテインメントへと進化を遂げています。春夏秋冬、それぞれの情景とともに、夜空に打ち上がる豪華な花火を楽しめる時代になりました。浴衣を着て、縁日気分で屋台を巡るのも楽しいですし、澄んだ空気の中に打ち上がる煌びやかな花火も最高…!もちろん、ポカポカ陽気のなか開催される春花火だって見どころが盛りだくさんです。運が良ければ、桜の開花もプラスして楽しめるかもしれません。
そんな花火好きにおすすめのイベントが、3月18日に熊本の遊園地・グリーンランドで開催される「HANABIファンタジア〜花火新時代の幕明け〜」。過去最多・最大規模となる12,000発もの花火が盛大に打ち上がり、観客を魅了する一夜限りのプログラムなんです。
演出を手がけるのは、世界最大の花火競技会との呼び声もある「カナダ・モントリオール 国際花火競技会」にて、最優秀作品賞(Jupiter Award)受賞を受賞した「日本橋丸玉屋」。まさに新たな花火エンターテインメントの幕開けとなる、大注目のイベントです。
特筆すべきは、通常の花火の3倍・10万平方メートルもの打上エリアを使ったダイナミックな演出。12,000発もの花火が30分間に渡り次々と打ち上がり、瞬きをする時間さえ惜しいほど美しい花火が夜空を彩ります。さらに、遊園地だからこそできる演出も追加。なんとアトラクションエリアやウォーターエリアなども活用し、さまざまな場所から打ち上げが実施されるんです。
そして、絶対に見逃せないのが、西日本初演出の花火の観覧車「360°花火タワー」!通常は地上から花火を空に向けて打ち上げますが、「360°花火タワー」は高所(タワー上の構造物)から360度の方向に一気に花火を打ち上げます。まるで観覧車のように見える、ドラマチックかつ立体的な花火の迫力には、思わず驚いてしまうはず!
また、全国の煙火店5社による「芸術花火」も見どころのひとつ。まさに傑作と表現するにふさわしい花火師入魂の「特選玉十発(芯入割物花火&創造花火)」を披露。「四重芯変化菊、虹色のグラデーション」「ターコイズをちりばめたペンダント」「八重芯白先パステル点滅、天空のユートピア」など、今までに見たことがないユニークな花火が盛りだくさんです。フィナーレには、音楽と完全連動し、“花火の新時代”を表現するスターマインも打ち上がり、まさに空に釘付けとなる30分になりそう!
なお、熊本県の2023年の桜の開花予想は、3月23日〜26日頃なのだとか。ちょっぴり花が膨らんで色づいている早咲きの桜を見るチャンスもありそうです。遊園地開催なので、春の家族旅行にもぴったりの場所!空の大輪の花火と地上の花、両方を楽しんでみてもいいかもしれませんね。
<文=相川真由美>
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