自生する椿の花はなんと300万本!?伊豆大島で花見・伝統踊り・謎解きと楽しみいっぱいの「椿まつり」が開催中【東京】

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冬の日本の花の代表格といえば、真っ赤な花びらに照りのある葉が特徴的な椿(つばき)が有名ですよね。和の雰囲気を感じられる美しい見た目で、小物やコサージュのモチーフになることもしばしば。黒髪のお手入れに欠かせない椿油など、美容にも欠かせない存在です。そんな人々に愛される椿が咲き誇る島・伊豆大島って、行ったことはありますか?

東京から高速船で最短1時間45分で行ける伊豆大島は、東京都に属する伊豆諸島最大の島。島の約97%が自然公園法で保護されるほど自然が豊かで、大地と人間とのつながりを学べる日本ジオパークにも認定されています。

そんな伊豆大島で3月26日まで開催されているのが「第68回伊豆大島椿まつり」。島の雄大な景色をバックに、自生する約300万本の椿が咲き誇る、まさに冬から春への季節のうつろいを感じるのにぴったりなイベントなんです。

椿まつりのメイン会場である「椿プラザ」では、期間中の土日祝日に「大島民謡」や「あんこの手踊り」などを特設ステージで披露。野良仕事から積荷の運搬まで厳しい島での生活を支えた“あんこさん”の姿を間近に見ながら、島の歴史を学べますよ。また、2月25日には「椿の女王コンテント」も開催。伝統衣装を着こなしたあんこ娘スタイルの参加者から椿の女王を選出。1年間PRなどを担う伊豆大島の観光大使として活躍することになるそう。

フラワークリエイティブスタジオ・planticaが装飾デザインを手がけた会場では、島特産の椿油をはじめとするお土産屋さんや屋台の出店も実施。頻繁には来られないレアな離島なので、家族旅行のお土産にもぴったりですね!

伊豆大島の椿のことがもっと知りたくなったら、国内最大規模の椿植物園「東京都立大島公園・椿資料館」へ。原種から茶会で生けられる侘助や侘芯など代表的な品種を展示。椿まつり期間中のみ「展示温室ゾーン」での限定公開も実施されます。通常は非公開の培養温室では、手塩にかけて育てあげた見頃の品種を観賞できるので、ぜひこちらもチェックしてみて!

さらに、島を舞台に楽しめる謎解きイベント「東海汽船謎解きイベント ~伊豆大島・椿まつりで謎を解き明かせ~」(無料)も開催中。全部で4問が用意されており、各エリアでの所要時間は10分ほど。椿まつり会場や椿エリアを網羅しているので、花見に合わせてチャレンジすれば島巡りをもっと楽しめるかも?!

椿の見頃はちょうど今頃ですが、大島桜との共演を眺めたいならば、3月下旬から4月上旬がベストとのこと。公式サイトで開花情報をチェックして、島の上陸日を決めてみてはいかがでしょうか。

<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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