お正月の初詣に夏祭り。お願いごとをしに行ったり、心を静かにするために訪れたりと、お寺って意外と身近にあるもの。雑多な日常から静寂な神域に足を踏み入れると、なんだかホッとする気持ちになることも多いですよね。
いつもはお参りして帰るのが普通ですが、お寺ステイでじっくり自分と向き合うのもリフレッシュにはもってこい！1日1組限定・1棟貸の「TEMPLE STAY ZENSŌ」ならば、誰とも会うことなく、自分の内面を見つめ直す時間が手に入っちゃうんですよ。
約700年続く「宝林寺」は、群馬県邑楽郡千代田町のお寺。敷地内の離れをリノベーションし、1月30日に現代人が余白を楽しむための令和版“宿坊”こと「TEMPLE STAY ZENSŌ」を開業しました。“宿坊”と聞くと早起きや精進料理に坐禅など、厳しい修行のイメージが先行しますが、こちらは寺本来の規律は大事にしつつ、初めての人に寄り添ってくれるのがうれしいところ。
一人旅はもちろん、ファミリーや友人との利用、さらにワンちゃんとだって一緒に宿泊できます。キッチンには業務用冷蔵庫があり、リビングは畳の和室を2間用意。仕切りもあるのでしっかりとプライベートを守れる仕様です。
プライベート感いっぱいのお庭では、BBQやピザ窯料理を堪能。ムーディーな雰囲気の中で焚き火体験にも参加できますよ。テレワークスペースもあるので、自由時間にワーケーションだってできちゃいます。
もちろん、心身の調子を整えるためのお寺らしい工夫も随所に散りばめられています。ホッと一息できるコーヒーブレイクの時間を用意し、3種のコーヒー豆の味わいを通じて、「己を見つめ直す時間」をより上質なものにします。
さらに部屋の装飾には、禅をシンプルに表現した丸・三角・四角の形があちこちに！窓枠や机などをふと眺めてみると、心地いい和の空間にすっと溶け込んでいることに気づけるはず。ただ周囲を眺めてゆっくり過ごす余白の時間が大切だったりするんですよね。
なお、宿泊者は朝のお勤めで読教に参加でき、お焼香も体験できます。テラスや本堂での坐禅体験や写経（※要予約）も可能なので、お寺ステイらしい体験もぜひチェックしてみて。
ちなみに夜間限定で、なんとライトアップを実施！美しいお寺と光の共演を独り占めできちゃいます。幻想的に浮かび上がる参道や鐘楼堂を眺めれば、うっとりと癒されてしまうはず。リフレッシュしつつ、新しい角度からお寺を知るにはもってこいなお寺ステイ。この春、家族や大切な人を連れて“禅デビュー”してみてはいかがでしょうか。
<文＝相川真由美>
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