音色を聞くと、不思議と心が安らいで穏やかな気持ちになれるオルゴール。最近はいろいろな音楽が身の回りにあふれているため、あえてオルゴールで曲を聴くことも少なくなりましたが、その独特な音色はぜひ子どもにも聴いてもらいたいもの。そんなときは、京都府向日市のオルゴール専門の美術館に行ってみてはいかがでしょう。
3月7日(火)にオープン予定の「永守コレクションギャラリー」は、音楽史・美術史にとっても貴重なオルゴールのコレクションを347点所有している美術館。世界的に価値のある作品をゆっくりと楽しめる観賞用のラウンジがあるほか、めずらしい品をガラス越しに見学できる収蔵室など、オルゴールの魅力を感じられる展示が盛りだくさんです。落ち着いた雰囲気の館内を巡って、オルゴールの音色に癒やされるすてきな1日を親子で過ごしてみませんか?
入館して一番最初に出迎えてくれるのは、ホログラムによるカラクリ人形の演出展示を楽しめる「オートマタの世界」です。ピエロが椅子を用いて見事な曲芸を披露する「椅子の曲芸をするピエロ」や、つま先立ちをした少女が優雅に台の上で回転する「ワルツを踊る少女」など、興味深い作品がずらりと並びます。不思議な動きと音が連動する緻密なカラクリをじっくりと鑑賞しましょう。
「収蔵室」は365日24時間空調管理が行われ、見せる収蔵室としてさまざまなコレクションが並べられています。「収蔵室前展示」では、オルゴールの歴史を詳しく紹介。子どもの休日の課外学習にもぴったりなテーマなんです。
その近くにある「マイスター工房」では、オルゴール専門のエンジニアがコレクションの状態を維持するためにメンテナンスを行っています。アンティークオルゴールを修復する様子を間近で見学すれば、普段何気なく見ていたオルゴールの新たな発見があるかも?
多目的ルームでは、館長がオルゴールやオートマタの仕組みを模型を使って解説したり、参加者が実際に模型を動かしたりと、体験しながらオルゴールの仕組みを理解できるコーナーもあります。また、今後は企画展に合わせたオートマタ作りやオルゴール作りといった楽しいワークショップも続々と開催予定!
昔懐かしい気持ちを思い出しながら、過去から現在までのオルゴールの歴史を学べる「永守コレクションギャラリー」。ぜひ公式サイトでイベントや展示を確認しつつ、親子で遊びに行く予定を立ててみてくださいね。
<文=宮本沙織>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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