東京都品川区にある「マクセル アクアパーク品川」と「しながわ水族館」。どちらも品川にある、ユニークな展示や体験プログラムが多いことで有名な水族館です。周辺観光とセットで楽しみたい場合、お出かけ先にどちらを選ぶか迷う方もいるでしょう。
今回はふたつの水族館の展示・ショー・営業時間・グルメ・アクセス方法など、さまざまな項目を調査して比較。それぞれの特徴や魅力、おすすめの遊びシーンをまとめました。
品川にあるふたつの水族館の特徴をチェック!
マクセル アクアパーク品川としながわ水族館、東京都品川区にあるふたつの水族館に関して、まずは簡単に違いをまとめてみました。
どちらもJR「品川」駅の近くにあると思われがちですが、マクセル アクアパーク品川はJR「品川」駅から徒歩約2分の場所にあるのに対し、しながわ水族館の最寄り駅は京浜急行の「大森海岸」駅です。しながわ水族館の“しながわ”は、品川区の区立水族館であることを表しているのです。
次に特徴としては、マクセル アクアパーク品川は、テクノロジーと海の生き物が融合した都市型水族館。しながわ水族館は、子どもたちが見て・触れて・学べる、地域密着型水族館です。
マクセル アクアパーク品川は夜遅くまで営業しており、館内のバーではアルコールも楽しめるので、どちらかというと大人向けのスポット。対してしながわ水族館は、生き物をじっくりと観察できる昔ながらの水族館で、ファミリー向けといえるでしょう。
とはいえ、マクセル アクアパーク品川も日中は小さな子どもを連れた親子層が多く、ファミリーも十分楽しめます。
次は館内のレストランを比較してみましょう。マクセル アクアパーク品川は軽食がメインですが、しながわ水族館はハンバーグやステーキなど、しっかりとお腹にたまる大ボリュームのメニューがあり、キッズメニューも充実しています。
ふたつの水族館の特徴や魅力を知れば、その日の気分や体調、時間の余裕などを考慮して、どちらの水族館に行くかを上手に使い分けて楽しめます。
次からは、それぞれの見どころやアクセス、グルメなどについて、さらに詳しく紹介していきます。
マクセル アクアパーク品川とは?
マクセル アクアパーク品川が開業したのは、2005(平成17)年。その後2015(平成27)年に「音・光・映像」による演出をプラスした都市型水族館としてリニューアルしました。デジタルコンテンツは季節ごとに変わるため、何度訪れても新しい魅力を発見できる水族館です。
天候に左右されない屋内テーマパークのため、ファミリーにも好評。コンパクトな館内は小さな子どもが歩いて回るのにもちょうど良い広さです。授乳室やおむつ替えシート、ミルク用のお湯、離乳食を温める電子レンジなど、キッズ用のサービスも充実しています。
一度入場するとその日は再入場可能になるので、周辺のショッピングモールやフードコートで買い物・食事を気軽に楽しめるのも魅力です。
マクセル アクアパーク品川のアクセスと利用時間
マクセル アクアパーク品川は「品川プリンスホテル」の敷地内にあり、JR「品川」駅高輪口、もしくは京急品川駅改札から歩いて約2分でアクセスできます。
車でアクセスする場合は、首都2号目黒線「荏原出入口」「目黒出入口」「戸越出入口」、首都1号羽田線「芝浦出入口」「芝浦出入り口」などが近く、いずれからも2km以内で約4分ほどで到着します。
駐車場は品川プリンスホテルの駐車場を利用可能。料金は30分500円、5,000円以上の利用で3時間まで無料になります。
営業時間は最長で21:00までと夜遅くまで遊べるので、仕事帰りでも気軽に利用できるのがうれしいところ。デートスポットとしてカップルにも人気があります。日中は10:00から営業開始。この時間帯はファミリーの姿が多く見かけられ、また、修学旅行生も多く訪れています。
年中無休で定休日はありません。
映像と音に魅せられる!マクセル アクアパーク品川のショー
マクセルアクアパーク品川のショーはエンターテインメント感に溢れていて、観客と一緒になって楽しめるものが多くあります。おすすめのショーを紹介しましょう。
・絶対に見逃せない!大迫力の「ザ スタジアム」
マクセル アクアパーク品川のイルカショーは、昼と夜でまったく雰囲気の違うパフォーマンスが繰り広げられます。どちらも光・音・水、そしてイルカが織りなす幻想的なショー。子どもの目には、きっと魔法の世界のように映ることでしょう。
昼のショーは、前方に座るとイルカがジャンプした後に水をかぶるので注意が必要です。レインコートを用意するなど、濡れても大丈夫な準備をしておくか、前から7列目までは避けて座るようにしましょう。しっかりと準備しておけば、スプラッシュで水をかぶるのも楽しくなりますよ。
夜はイルカのスプラッシュが控えめになり、映像と光の世界に魅せられるショーです。
・かわいい動物たちのミニパフォーマンス「フレンドリースクエア」
ペンギンやカワウソによるミニパフォーマンスは、2階のフレンドリースクエアで開催されます。
ペンギンがすべり台を滑ったり、平均台を歩いたり、ハードルをジャンプしたりと、フレンドリーなショーで観客を楽しませてくれます。よちよち歩きのミニ運動会のような光景は、かわいくて目が離せません!
カワウソの手先の器用さを活かしたミニパフォーマンスも、かわいい仕草がクセになると大人気です。
テクノロジーを駆使したマクセル アクアパーク品川の展示
光と音と海の生き物が融合した、まるでアート作品のようなマクセル アクアパーク品川の展示。こちらも人気の展示を厳選して紹介します。
・ファンタジー世界への入口「パークエントランス」
エントランスを入ると季節ごとにテーマが変わるプロジェクションマッピングが、非日常の世界へと誘ってくれます。
訪れたのは初夏の時期で、花と光に包まれた海の世界。22台のプロジェクターと11台の水槽が並ぶイマーシブ(没入型)エリアでは、日中から夜へと変化する森を映像と水槽で表現しています。
さらにその先へ進むと、花のアートワークと水槽が交互に並ぶエリアに到着。水槽の中には海に咲く花・イソギンチャクと、周りを泳ぐ小さくて可憐な魚たち。
見る人を魅了する幻想的な世界も、季節が変わると、また新たな世界へと変わります。次はどんな世界が待っているのか。何度も通いたくなる気持ちがわかります。
・光に包まれた幻想的なクラゲ展示「ジェリーフィッシュランブル」
アカクラゲやミズクラゲが浮遊する7つの円柱水槽が並ぶ、幅約9m、奥行35mの広い空間。天井から下がっている98個のLEDライトは、音楽とともに優しく光り輝きます。鏡となった壁に無数の光が広がり、自分も光のひとつになったかのような錯覚を覚えるほど神秘的な世界です。
・海中散歩を楽しめる「ワンダーチューブ」
本当に海中を歩いているような感覚を味わえるワンダーチューブ。ノコギリエイの一種ドワーフソーフィッシュが見られるのは、世界でここだけ!また、水槽内にいるナンヨウマンタの背中にはハートマークがあり、運良く見られたら幸せが訪れるといわれています。
・探検家気分で冒険へGO!「アクアジャングル」
ピラルク、シルバーアロワナなどの大型淡水魚や爬虫類、テッポウウオなどが展示されている、ジャングルのようなエリア。人気のカピバラにはここで会えますよ。
・かわいい海獣の様子が見られる「ワイルドストリート」
ペンギン、アザラシ、カワウソ、オットセイなどが自由に暮らす様子を見られるエリア。とくにペンギンの数は都内でも2番目に多く、4種類のペンギンがいます。4種類のペンギンを一度に見られる水槽は、全国の水族館の中でもとても貴重なのだとか。
人気のイベントは、ペンギン、カワウソ、アザラシにゴハンをあげる様子を、1日1回リアルタイムで配信するワイルドライブビューイング。モニターから飼育員目線の動物の様子を観察できます。
マクセル アクアパーク品川の体験型イベントは?
マクセル アクアパーク品川は、屋内で楽しめるプログラムが豊富にあるのが特徴。ここからは、子どもと一緒に参加したい体験イベントを紹介します。
・やさしく撫でてあげよう「イルカにタッチ」
イルカに直接ふれられる人気イベント。1組4名まで参加可能なので、家族みんなでイルカにタッチできます。各回12組(1組4名まで)。
・もぐもぐする口の動きがキュート!「カピバラにごはん」
4歳以上から参加可能な、カピバラにご飯をあげられるイベント。展示室に入って、直接カピバラにご飯をあげます。キュートな仕草を間近で観察できるのが魅力です。
・水族館の裏側は秘密がいっぱい!「ワンダートークガイド」
飼育スタッフの案内で水族館の裏側を見学できる、1日1回1組だけ参加できる特別なイベント。長い柄杓(ひしゃく)を使って、エイや魚にゴハンをあげられるのもうれしいところ。撮影OKなので、ゴハンをあげている様子を写真で残してもらいましょう。
※紹介したのはどれも有料イベントとなります。予約は1週間前からWEBにて受付開始。イベント当日1時間前まで予約できます。
室内アトラクションで遊べる!遊園地の楽しみ方
マクセル アクアパーク品川の館内にはライド式のアトラクションもあり、まるで遊園地のように乗り物を楽しめるのも魅力のひとつ!親子で熱狂できる人気ライドを紹介します。
・思いっきり叫んでストレス発散!「ポート・オブ・パイレーツ」
マジカルグラウンド内にある海賊船の形をしたアトラクション。大きく左右に揺れる海賊船は、嵐の中を進んでいるかのようでスリル満点!料金は1回500円で、身長120cm以上から乗車できます。
・絵本の世界のような海中の乗り物「ドルフィンパーティー」
6種類の海の動物型ライドに乗って、LEDで青く光り輝く海を泳ぐように回転します。リアルだけどどこか愛嬌のある動物たちは、目が合うと思わずフフッと笑みが浮かぶほどユニークな見た目。5歳以下は18歳以上の保護者の付き添い(有料)が必要。1回500円で、5歳以下は無料です。
マクセル アクアパーク品川のお土産&グルメをチェック!
館内で購入できるお土産や、アルコールも楽しめる「コーラルカフェバー」、スタジアム内にある売店メニューを紹介します。
館内のグルメスポットは2ヶ所あります。「コーラルカフェバー」はまるで海の中のカフェ。ブラックライトで発光する珊瑚に、デジタルアートが輝く壁。メニューやデジタルアートは季節ごとに変わるので、訪れるたびに変化を楽しめるのがうれしいですね。
オリジナルドリンクやソフトクリームもテーマによって見た目が変化!きれいな見た目のオリジナルカクテルのほか、ボトルタイプのソフトドリンクも販売しています。
ドルフィンパフォーマンスが行われるスタジアム内の売店では、軽食・ドリンクメニューが充実しています。コーヒー・コーラ・カルピスなどのソフトドリンク以外にビールも用意。本格的なホットドッグと合わせて注文するのが人気です。
夜遅い時間まで営業しているので、仕事帰りのパパと水族館で待ち合わせなんてプランも楽しめそう。仕事帰りならカクテルやビールがよりおいしく感じるかもしれませんよ。
ザ スタジアム内には、ジュースやお茶、アイスの自動販売機もあります。
水槽でカラフルな魚が泳ぐショップ「IN THE BLUE」では、オリジナルグッズを購入できます。背中にハートのあるナンヨウマンタやドワーフソーフィッシュのぬいぐるみが売れ筋なんだとか。
マクセル アクアパーク品川は、展示・イベント・乗り物・グルメ・お土産と、1日であらゆる遊びを体験できる都市型水族館です。