子どもの夢をかなえるタイムスリップ体験！？親子で忍者修行してきました【あそびチャレンジ#14 忍者修行編】

【あそびチャレンジ#14 忍者修行編】

お家でのんびりしているときに、なんとなくテレビで忍者アニメ『忍たま乱太郎』を観ていたという5歳の虹春（こはる）ちゃん。最初は全然興味がなかったのですが、最近ではすっかり忍者の世界にハマってしまったそう。

「そんなに好きなら虹春も忍者になってみる？」なんてお父さんに誘われて、やってきたのは東京・浅草の「忍者カフェ浅草」！このお店は、忍者のコスチュームに着替えて、手裏剣や吹き矢、剣術の修業ができる忍者好きにイチ押しのスポットです。

中に入ると、早速忍者の先生がお出迎え。憧れの忍者を目の前に、虹春ちゃんはちょっと緊張しながらも、ウンウンとうなづきながら忍者修行についての説明に集中します。

親子で忍者のコスチュームに着替えたら、修行の準備は完了！「では、今から忍者の修行をはじめる。これから返事は“ハイ”ではなく、指をこのように組んで“忍（にん）”と答えるのだぞ」と先生に教えられ、やる気まんまんの表情で「にん！」と答える虹春ちゃん。早くも忍者になりきってご機嫌のようすです。

忍者修行って思っていたよりも簡単でおもしろい！？

忍者のイメージといえば、やっぱり手裏剣！今回の修行も、まずは手裏剣の投げ方をマスターします。手裏剣には十字形や短刀形、卍形など、多彩な形状があり、投げ方もさまざま。今回は一番投げやすい平型の十字形で回転式の投げ方を教えてもらうことに。

「うわっ、とーたん（お父さん）！手裏剣って重いんだね～」と、本物の手裏剣を持ってビックリする虹春ちゃん「上手に投げられるかな…」とちょっぴり不安そう。

「コツさえつかんでしまえば、虹春どのでも上手に投げられるぞ」と先生にいわれ、真剣に投げ方を教わる虹春ちゃん。“手首をクィッと回転させて投げる”ことを意識して2～3回練習しただけですっかり投げ方も様になり、うまく飛ばせるようになっちゃいました。これには「子どもって本当に覚えるのが早いですよね～」とお父さんもびっくり！

「ほらほら、とーたん！あんなに飛んだよ～！」と思いどおりに投げられるようになった虹春ちゃんは大喜び。「いや～キャッチボールもしたことがないので不安でしたが、上手に投げられるようになって良かったです！娘もすっごい楽しそうで」すっかり手裏剣をマスターした娘の姿にお父さんも嬉しそうです。

まだまだ続く忍者修行。俄然やる気が出てきた虹春ちゃんは、吹き矢にチャレンジします。吹き矢の吹き方は筒をしっかり支え、おなかに力を入れて「フッ！」と強く吹くのがコツ。

「おなかでフッ…おなかでフッ…」と先生から教わったポイントを呪文のように唱える虹春ちゃん。「手裏剣より簡単そう～！」と挑んだ1回目で、なんと上手に吹き矢を飛ばせちゃいました！

「すごいよ～虹春！昔は忍者だったんじゃないの！？」とお父さんは大騒ぎ！「とーたん、すごいでしょ～。スパッ！って吹き矢が飛んでいったよ～」と嬉しそうにしているお父さんを見ながら、虹春ちゃんとっても楽しそうです。

「吹き矢っておもしろいね！虹春の家にも1つあるといいな～」なんて虹春ちゃんに、「う、うん。そうだね～でもどこで売ってるんだろ…」とお父さんはちょっと困惑気味でした。

最後の修行は模造刀を使った剣術です。刀を頭上に高く振り上げ真っ直ぐに振り下ろす「真向斬り」と、刀を右上に高く構えて斜めに振り下ろす「袈裟斬り」、そして相手を突き刺す「突き」の3つの技を習います。

手裏剣と吹き矢をマスターして、完全に忍者になりきっている虹春ちゃん。今まで以上に真剣に先生のアドバイスを聞きながら、一つひとつの動作をマネしていきます。

「見て見て～とーたん。かっこいいでしょ～！悪い人をいっぱい倒しちゃった～！」と、目の前にいる架空の敵を次々に斬り倒していく虹春ちゃん。「めちゃくちゃ強そうだよ！もうオバケが出ても怖くないよね」なんて、修行のついでに苦手なものを克服できれば…と考えていたお父さん。「え～っ、オバケは怖いよ…」とやっぱり忍者修行を積んでも怖いものには勝てないみたいです。

無事、忍者修行を終えた虹春ちゃん。「テレビに出てくる忍者の格好ができたのが嬉しかったです！手裏剣と刀はちょっと難しかったけど、吹き矢はビュン！って飛んでいくからとっても気持ち良くて楽しかった。今度は違う形の手裏剣も投げられるようになりたいです！」と笑顔で今日の修行を振り返ります。

「とにかく忍者の装束がすごく良かったです。映画やドラマに出てくる忍者そのままで、テンションが上がりました。子どもと同じコスチュームを着て、手裏剣や吹き矢など、はじめてのことに親子で挑戦できるっていいですね。先生が丁寧に教えてくれるから気軽に達成感も味わえて、終わったあとの満足感も高かったです」とお父さん。親子で楽しい思い出がつくれたようです。

忍者修行の様子を思い出しながら絵に描いた虹春ちゃん。かわいらしい忍者がビュンビュンと手裏剣を投げているようすは、まさに虹春ちゃんの体験シーンそのものです。黒装束の姿もとっても上手に描けていますね。

アニメやマンガのキャラクターになりきるひとときは、子どもにとっては非日常的な特別な時間。さらに、しっかり達成感を味わえることで、きっと忘れられない思い出になること間違いなしです。今回体験した忍者修行の所要時間は1時間ほど。ちょっとした休日にフラッと遊びに行ける忍者道場で、親子で忍者になりきってはいかがでしょう？