【あそびチャレンジ#15 鈴鹿サーキットパーク 未就学児編】
「新型コロナウィルスの影響もあり、ふたりとも物心がついてからは一度も遊園地に行ったことがありませんでした。子どもにとっての遊園地って、すごく夢があって思い出に残るスポットじゃないですか。だからどうしても連れてきてあげたかったんです」と話すのは、今年小学1年生になる5歳の佑芽(ゆめ)ちゃんと、3歳の侑弦(ゆづる)くんの仲良し姉弟のお母さん。今回は子どもたち”やってみたい”を叶えるために、三重県の「鈴鹿サーキットパーク」に遊びにきたそうです。
鈴鹿サーキットパークは、パパやママと一緒なら0歳からの乗車はもちろん、3歳以上なら子どもがひとりで運転できるアトラクションもそろっているファミリーに人気のテーマパーク。今回は佑芽ちゃんと侑弦くんが、はじめての運転にチャレンジします。
「うわ~っ、乗りものがいっぱ~い!ゆづ、一緒にたくさん乗っちゃおうね!」という佑芽ちゃんからのお誘いに、元気良く「うん!」と答える侑弦くん。今まで見たことがない乗りものがあちこちで動き回っているようすを眺めながら、ふたりは目をキラキラと輝かせています。
はじめての運転体験に侑弦くんはドキドキ!
はじめに向かったのは、二人乗りの車両に乗ってタイムアタックするアトラクション「プッチグランプリ」。佑芽ちゃんも侑弦くんもお母さんと一緒なら、運転できるのがうれしいポイントです。
最初に運転したのはいち早く「乗りたい!」と声を上げた侑弦くん。グイーンと音を立ててアトラクションが動き出すと、ちょっぴり心配そうな雰囲気に。「自分で運転するのははじめてなので、かなり緊張していたみたいです」とお母さん。侑弦くんのはじめての車の運転は、ドキドキしっぱなしのひとときだったみたいですね。
「ゆづ、がんばったね~!今度は佑芽が運転するから見ててね!」と元気よくアトラクションに乗り込む佑芽ちゃん。「ひとりで運転するから、お母さんは何もしないでね!」と注意され、お母さんは助手席で見守ることに。佑芽ちゃんも車を運転するのははじめてでしたが、さすがお姉ちゃん。「いっぱいはみ出ちゃったけど速く走れた~」と余裕の笑顔で好タイムを記録し、記念にライセンスカードをゲットしました。
鈴鹿サーキットパークでは、最後まで運転できたり、好成績を残したりするとライセンスカードがもらえるのが大きな特徴。がんばった成果を集めていくのもパークの楽しみ方のひとつで、「いっぱい集めたくなっちゃうね~」「僕もいっぱいほしい!」とふたりとも、カード欲しさに走って次のアトラクションを目指します。
続いて挑戦するのは、親子で交通ルールやマナーが学べる「コチラドライビングスクール」。佑芽ちゃんは同乗者なしで乗れるため、ひとりで運転する楽しさを満喫しているようす。時折しゃべりだす教官ロボットにびっくりしながらも、終始笑顔で走り切りました。
プッチグランプリよりもスピードが緩やかのため、侑弦くんは楽しそうに運転。落ち着いた運転でルールやマナーをしっかり守り、終わってみればお姉ちゃんよりも好成績!「やった~!勝ったよ~」と大喜びしていました。
「え~っ、負けちゃった!」と悔しそうな感じの佑芽ちゃんでしたが、侑弦くんが運転している最中は気になってず~っと見守っていたんです。とても優しいお姉ちゃんですよね。
すっかり運転する楽しさに目覚めた侑弦くん。「今度はアレに乗りたい~!」と気になるアトラクションを見つけてはパーク内を走り回り、そのあとを佑芽ちゃんが追っていきます。「侑弦がいつも以上に積極的になってびっくりしました。佑芽よりも上手にできたことがきっと自信になったんだと思います」と楽しそうなふたりの姿にお母さんも大満足!
佑芽ちゃんは苦手な二輪車の運転に挑戦!
電車を運転する「チクタクトレイン」や飛行機を操縦できる「テストフライト」、ボートを操縦して7つの難所をクリアしていく「アドベンボート フロンティア」など、次々と乗りものを運転していく佑芽ちゃんと侑弦くん。ライセンスカードもたくさん集まっていきます。
「佑芽、ひとりでバイクに乗ってみる?」と佑芽ちゃんに提案するお母さん。実は佑芽ちゃん、一輪車は得意だけど自転車は苦手意識があるそうなんです。「この機会に克服できたらいいな…」というのがお母さんの思い。「うん、乗ってみたい!きっと簡単だよ」と、佑芽ちゃんは元気良く「キッズバイク トレーニング」に向かいます。
はじめてのバイクに挑戦。さすがに一輪車を乗りこなすだけありバランス感覚は優れていますが、バイク特有のアクセルワークの難しさに慣れず、思いどおりに運転できないようです。残念ながら今回は途中で断念。「今度来たときは絶対に乗るからね。まずはおうちでもっと上手に自転車に乗れるように練習をする!」と、挑戦するココロが育み、結果的にはお母さんの思惑どおりになりました(笑)。
バイクのライセンスが取得できず、ちょっと落ち込んでしまった佑芽ちゃん。それを見て何かを感じ取ったのか、侑弦くんは「あっちのバイクに乗ろうよ!」と、お姉ちゃんに声をかけます。侑弦くんが指さす方向にあるのは、転倒しない「ピンキーバイク」。「うん!」と笑顔を取り戻した佑芽ちゃんは、侑弦くんと一緒にしっかりバイクの運転を楽しみました。
そのようすを見ていたお母さん。「侑弦は、いつも一歩引くタイプなんですけど、ここに来てからはなんか変わったように感じます。お姉ちゃん思いの一面も見れて、うれしいかぎりですね」と、バイクではしゃぐふたりを優しく見守っていました。
最後はふたりで協力して巨大な迷路に挑戦!
最後にふたりが挑むのは、地上5階建ての立体迷路「菜園めいろ ポタジェンヌ」!旬の野菜や果物のスタンプを集めるミッションをクリアできれば、きっと忘れられない達成感が味わえるはずです。迷路の中では、佑芽ちゃんが侑弦くんをサポートしながら難関をクリアしていきます。
巨大な野菜や果物に驚きながら、協力して進んでいくふたり。「あっちだよ!」「こっちじゃないよ~」と、お互いに声を掛け合いながら徐々にゴールのある5階へと上がっていきます。
「やった~、ゴール!」と5階から一気に下まで降りる滑り台から飛び出してきた佑芽ちゃん。「いっぱいクリアできたよ!」と笑いながら無事に帰還しました。そのあとを追うようにお母さんと侑弦くんが滑り台で到着。40分近くさまよっていたのでふたりともヘトヘトかと思いきや、「すっごい楽しかった!」「また今度挑戦したい!」と元気まんまん。難しい迷路をクリアした達成感に満面の笑みを浮かべていました。
ライセンスカードの中から、お気に入りのものを写真付きカード(別途発行料が必要)に変えてふたりの挑戦は終了!最終的にはふたり合わせて14枚ものライセンスカードを集めていました。
お母さんに1日を振り返ってもらうと「ただ乗っているだけじゃなく自分で操作するので、目標を達成した満足感があるでしょうし、何よりふたりとも見たことがないうれしそうな表情をしていました。『次に来たら絶対にバイクに乗ってみせる!』とたくましさを感じる佑芽の姿に、ウルウルです」と、物心がついてはじめての遊園地で楽しそうなふたりとは対照的に、ママの目にはうっすら涙が…。
いろいろな乗りものを運転し、ライセンスカードをたくさんゲットして鈴鹿サーキットパークを満喫した佑芽ちゃんと侑弦くん。そんなふたりはもちろん、ようやく連れてきてあげられた遊園地で、姉弟の成長を見守ったママにとっても記憶に残る1日になったのではないでしょうか。
おうちに帰って、いろいろなアトラクションを思い出しながらふたりでお絵描き。侑弦くんが描いたのは、自分が運転する車にみんなが笑顔で乗っている絵。佑芽ちゃんは「またバイクに乗りに行こうね!」とお母さんに催促しながら、バイクを運転している絵を描きました。ほかにも巨大なイチゴや飛行機のアトラクション、ライセンスカードなど、たくさんの思い出ができたみたいですね。
幼児でも乗れるアトラクションからはじまり、ひとりで乗っての運転や、上達を目指すアトラクションが楽しめる鈴鹿サーキットパーク。「コレに乗れるようになったんだね!」なんて、子どもの成長が目に見えてわかるので、ついつい何度も足を運びたくなってしまうはず。皆さんもそれぞれの年代に合った「できた!」が叶う鈴鹿サーキットパークで、子どもの成長を見届けてはいかがでしょう。
【アソビュー!で特典もあり】今年の春休みは鈴鹿サーキットパークで「いどむココロ」を育もう!
鈴鹿サーキットパークでは、2023年3月11日(土)~4月9日(日)の期間、「いどむココロを応援!春のチャレンジフェスタ!」を
開催!ライセンスカードをゲットするためのコツが記載された「いどむココロ応援BOOK」を配布するほか、パークのマスコットキャラクターと一緒にダンスに挑戦する参加型ショーも行われます。
さらに期間中は、アソビュー!でチケットを購入すると、幼児(3歳~未就学児)限定で特製ライセンスカードホルダーがもらえちゃいます!ライセンスカードは子どもたちがアトラクションをクリアした思い出の証。特製ホルダーにどんどんカードが溜まっていくことで、子どもはより大きな達成感が味わえますよ。
<文=越智龍二 写真=宮川朋久>
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