アートの世界って楽しいけれど、子どもにはちょっと難しい存在。アーティストが表現したいテーマによっては、直感的にパッと理解できることもあれば、意外と分からずじまいで終わることもありますよね。でも、食べ物をはじめとした身近な存在ならば、ちょっとは理解が追いつくかもしれません。
食べながらあれこれ考えて、ハッと気づく…そんなグルメ&アートな空間を体験できるのが、大阪・谷町六丁目に誕生したギャラリーカフェ「unimocc(ユニモック)」。名画をモチーフにしたメニューを味わいながら展示を見ることで、アート作品をより身近に感じられるんです。
「unimocc」で提供される料理は、すべてスタッフが描いたスケッチから誕生したもの。美しさと味を追求し、誰が撮影しても映えるドリンクやケーキを提供します。有名絵画をオマージュしたドリンク「アートモック・ドリンク」(1,200〜1,800円)は、クリムトの代表作「接吻」やミレーの「オフェーリア」、パウル・クレー「サザンガーデン」がモチーフ。
パッと作品が浮かぶカラーリングとビジュアルは、写真撮影にもぴったり!辛口ジンジャーエールやエスプレッソ抹茶ラテなど、飲みやすいメニューが揃っているのもうれしいですよね。
また、自分たちで作品として仕上げるケーキ「キャンバス・ケーキ」(3,250円)もぜひ体験したい1皿。パレットにあるカラフルなクリームや標本箱に入ったストーン風のお菓子で、心躍るトッピングを自分の感性のまま自由にデコレーション!カップル・友人同士はもちろん、子どもと一緒にトライしても盛り上がりそう。オリジナルの作品が完成したときの満足感とおいしさで、忘れられないカフェタイムになりそうですね。
お土産には「名画のアイシングクッキー」(950円)がおすすめ。こちらは作品そのままの見た目ではなく、絵の要素を取り出して再構築したもの。おうちで図録やアート本を広げながらクッキーと見比べれば、「モチーフはここだ!」とちょっとした謎解き気分を楽しめます。クッキーの中の小さなキャンバスに広がるアートを、ぜひ持ち帰って堪能してみて!
なお、現在はオープン記念として併設する「ユニモック・ギャラリー」で記念展示「はじまり」展も開催中。カフェ利用とともに、次世代アーティストたちの作品をぜひチェックしてくださいね。この春は楽しいグルメアートの世界で、子どもと一緒に新しい気づきを発見しに行きませんか?
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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