すみだ水族館の見どころ&おすすめコースは?人気の屋内開放型ペンギン水槽からフォトスポットまで詳しく紹介!

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写真映えを狙うならココ!「江戸リウム」

日本最大級の金魚展示ゾーンである「江戸リウム」にも見どころがいっぱい。金魚たちが優雅に泳ぐ姿はもちろん、金魚の系統を紹介するなど、ゾーン全体で魅せる工夫も盛り込まれています。

とくにアート作品と融合したようなおしゃれ水槽は必見!金魚の美しさと相まって、写真好きの人にとても人気が高いです。

古来、金魚は横ではなく上から鑑賞されていた生き物。江戸時代には今のような透明度の高いアクリル板の水槽はありませんでした。当時の鑑賞方法にならって見下ろせば、水槽の底の模様が壁紙のように映える仕組みになっているのです。

現在金魚として公式に認められている品種は33種類ですが、そのうち常時15品種をこの「江戸リウム」で常設展示しています。

江戸時代の金魚売りを再現した屋台もあり、中の水槽でも金魚が泳いでいます。屋台は移動できるため、稀に水族館外のイベントなどに登場することもあるそうですよ。

チンアナゴやシロワニなどの珍しい生き物に会いに行こう

すみだ水族館には、ペンギン・クラゲ・金魚以外にも数多くの見どころがあります。ここからは、ほかの展示ゾーンや体験プログラムの魅力を一挙に紹介します。

 

・かわいいチンアナゴに会える「サンゴ礁」エリア

常に安定した人気を誇っている展示コーナーが「チンアナゴ」。場所は6階「サンゴ礁」エリアの中にあります。

サンゴ礁エリアは細長い4つの水槽からなり、それぞれ異なる深さに生息する生き物を集めています。エントランス側から見ると手前がサンゴ礁の浅瀬で、奥に行くほど深くなります。チンアナゴがいるのは、3番目のサンゴ礁の砂地。

正確には「チンアナゴ」「ニシキアナゴ」「ホワイトスポッテッドガーデンイール」の3種類がいます。黒っぽい点々のような模様と大きな黒い斑点があるのが「チンアナゴ」、シマシマ柄が「ニシキアナゴ」、薄茶色の体に縦一列の白い斑点が並ぶのが「ホワイトスポッテッドガーデンイール」です。

チンアナゴ

3種類とも体の大半が砂に潜っているため、その長さは意外と知られていません。実はチンアナゴとニシキアナゴは約30cm、ホワイトスポッテッドガーデンイールはもう少し長くて70cmほどもあるんですよ。

ユーモラスな動きとキョロっとした目がかわいいので、チンアナゴ水槽の周りはいつも人が絶えません。空いたタイミングでぜひ一度見ておきましょう。

 

・世界自然遺産の小笠原諸島の海を表現!シロワニやエイも泳ぐ「小笠原大水槽」

世界自然遺産・小笠原諸島の生き物が泳ぐ「小笠原大水槽」は、5階と6階どちらからでも鑑賞できます。ここはボニンブルーと呼ばれる小笠原諸島特有の青い海を表現した水槽。注目したいのは、水槽のシンボルともいえる「シロワニ」です。

シロワニ

ワニという名前が付いていますが、実はサメの一種。サメの中では比較的大型で、最大4m近くまで成長する個体もいるのだとか。ほかにも悠々と泳ぐマダラエイなど、約45種類の生き物がいます。

水槽の前にはソファーや椅子、テーブルがあるので、休憩しながら大水槽を眺める過ごし方もおすすめですよ。

 

・泳ぎ方まで細かく見える「オットセイ」

展示待ちの赤ちゃんを合わせて、現在5頭のオットセイを飼育しています。ペンギン水槽の上から下りてくるときにもオットセイの水槽が見えますが、動きをより細かく観察したいなら、5階の「オットセイトンネル」前がおすすめ!運が良ければ、水中で回転しながら泳ぐオットセイの姿を見られるかもしれません。

 

・自然界にならった美しい水槽「自然水景」

エントランスから入って一番最初に見えるエリアが「自然水景」です。通常の水槽ではエアレーションを使って酸素を入れることが多いのですが、ここでは酸素ではなく、二酸化炭素を入れています。

特殊なライトで照らすことにより、水槽内の水草が二酸化炭素を光合成し、生み出された酸素をほかの生き物が利用します。生命が循環している様子を目の当たりにできるスポットです。

サステナブルな水槽内の世界をそのまま鑑賞してもらいたいという意向から、このゾーンには中にいる生き物の魚名板がありません。生命の循環について深く考えさせられる展示です。

 

・アクアベースのキッチンでは生き物のゴハン準備を見学できる!

すみだ水族館では、生き物の食べ物を「エサ」と呼ばずに「ゴハン」と呼んでいるそうです。このゴハンを準備するスペースが、アクアベースにあるキッチン。ガラス越しにゴハンの準備をしている様子を自由に見学できるようになっています。

時間帯によっては無人ですが、奥の壁に貼られたその日のメニューやゴハンの量にも注目してみましょう。こうして生き物たちの健康状態などをスタッフで共有しているのです。

 

・子供と一緒に体験したい「アクアアカデミー」

館内の「アクアアカデミー」では、毎日楽しいワークショップを開催しています。予約は不要。「ペンギン」「金魚」など、月ごとにテーマが変わるのが特徴です。お面作り・ちぎり絵・ポストカード塗り絵など、子どもと一緒に楽しめる工作を体験できます。

もちろん大人だけでも体験できるので、カップルや友達同士にもおすすめ。子どもに負けない凝った作品づくりにチャレンジするのも楽しそうですね。

なお、ここで紹介したほかにも、ウミガメの展示や東京の生き物を集めた水槽などもあるので、ぜひ隅々まで館内を探検してみてください。

すみだ水族館のおすすめコースと所要時間

展示を回るときにおすすめの順路は、まず5階のエントランスから入館して階段またはエレベーターで6階に上り、6階全体を観賞してから5階に下りていくコースです。

階段を上がると最初に目に入るのが自然水景。次にクラゲの水槽「ビッグシャーレ」。そして5階と6階が吹き抜けになっている小笠原大水槽の近くで道が枝分かれします。

6階の展示ゾーン

この先は決められた順路はありませんが、一番わかりやすい順番としては、サンゴ礁エリアを見た後に、ペンギン水槽の頭上をS字型に下りていく通路を使って5階へ移動。ペンギンとアクアアカデミーを鑑賞後、江戸リウム、オットセイトンネルへと進むルートがおすすめです。

なお、水族館内は一方通行ではないので、ひと通り見学したら気になった水槽に戻ってじっくり観察してもいいですね。

またこのコースでは、5階と6階を繋ぐ別ルート「万華鏡トンネル」を通りません。

万華鏡トンネルの5階の入口は、小笠原大水槽の近く、6階の入口はサンゴ礁エリアの近くにあります。万華鏡トンネルへ向かう途中には小笠原大水槽を裏側から覗ける「アクアスコープ」があるので、時間に余裕がある方は、ぜひこちらも通ってみてください。
 

・水族館内は自由に飲食できる

すみだ水族館内では自由に飲食できます。館内の飲食店で購入した商品だけでなく、お弁当や水筒の持ち込みもOK!

生き物たちを間近に見ながら食べるお弁当は、いつもより特別な味に感じられるはず。館内のソファに座ってピクニック気分を味わえるので、子ども連れの方にはうれしいポイントですよね。
 

・わからないことはスタッフに聞いてみよう

すみだ水族館では、「説明書きを読むよりも、現場のスタッフになんでも聞いてほしい」というスタンスから、あまり多くの解説板を設置していません。何か知りたいことや疑問があったら、遠慮なく近くのスタッフに質問してみましょう!

生き物の生態や個体ごとの性格など、現場で働くスタッフならではの興味深いお話が聞けるかもしれませんよ。

 

・館内を回る所要時間はどのくらい?

すみだ水族館を回る所要時間は、おおむね1時間半から2時間程度と考えておけば大丈夫。週末は混雑しやすいので、少し長めの予定を組んでおくといいでしょう。お目当ての生き物はいくら見ても飽きないという人なら、半日以上掛けてゆっくりと過ごすのもありです。

ペンギンカフェ&お土産ショップのおすすめを紹介

最後に休憩やお土産購入に便利なショップを紹介します。

休憩スポットとしてまず押さえておきたいのが、5階の「ペンギンカフェ」。豊富なドリンクメニューのほか、小腹を満たす軽食から写真映えするスイーツまで、さまざまなメニューを販売しています。

人気のメニューは、数量限定の「ペンギンフロート」(480円)。青い海に浮かぶ氷にペンギンが乗っているかのごとく、ブルーハワイソーダの上にペンギン型の氷がプカプカ!色が綺麗なので映えもばっちりです。

ちょっとだけお腹が空いたときは「ペンギンおにぎり」(400円)をチョイス。子どもでも手軽に食べられて、見た目もかわいい一品です。

ニシキアナゴパン

子どもと一緒に食べるなら、ユニークな形の「ニシキアナゴパン」(590円)もおすすめ!もちろん、「チンアナゴパン」「ホワイトスポッテッドガーデンイールパン」(各590円)も揃っています。なんと約40cmとほぼ実寸大に近い長さ!テイクアウトもできますよ。

こちらはすみだ水族館と京都水族館の限定商品なので、気になったらぜひ食べてみてくださいね。

出口には水族館グッズを販売するショップがあります。ぬいぐるみやお菓子が人気で、水族館らしいお土産がいろいろ手に入るのが特徴です。

中でも飼育スタッフが監修した「マゼランペンギン ぬいぐるみ」(等身大12,000円、Mサイズ4,200円、SSサイズ2,100円)や、クラゲ型のティーバッグ「すみだ水族館 ハーブティー」(594円)など、すみだ水族館オリジナルグッズが狙い目です。

すみだ水族館のアクセス方法

すみだ水族館のある東京スカイツリータウンは、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅直結です。また東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線の「押上(スカイツリー前)」駅からも、徒歩約5分でアクセスできます。

水族館専用の駐車場はありませんが、東京スカイツリータウンの周辺には立体駐車場・地下駐車場があります。利用時間は7:30〜23:00、入庫は22:00まで。料金は30分ごとに350円です。土日祝日は周辺道路も含めて大変混雑しやすいので、できる限り公共交通機関を利用して訪れるのがおすすめです。

(※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式HPでご確認ください)

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