ふわふわと優雅に揺れる尾ビレに、白と赤の美しい鱗、透明感のある瞳。1匹でもたくさんでも、ゆったりと泳ぐ姿を見ているだけで夢中になれる存在、それが金魚です。江戸時代から庶民に親しまれている金魚はわたしたちの生活にも馴染み深く、縁日の金魚すくいやアクア系専門店などで手に入れて、一度は飼ったことがある人も多いはず。
そんな金魚をアートとして見立て、美しさをさらに引き立てる舞台を提供しているのが、東京・銀座の「アートアクアリウム美術館 GINZA」。作り込まれた世界観のなかで泳ぐ金魚たちは想像以上に魅力的!そんな同館では、春の桜の時期に合わせ「めっちゃ桜 〜SAKURA Special〜」を開催中です。
館内には春ならではのデコレーションがたっぷりと施され、日本の春の象徴的な存在・桜をフィーチャーした演出や作品展示が目白押しなんです。
たとえば、満開の八重桜が咲き乱れる回廊「金魚の回廊ー八重桜回廊ー」や、約10mもの桜並木に並ぶ灯籠&金魚が泳ぐ「提灯リウムー桜満開ー」が登場。幻想的な空間の作り込みには、金魚ファンなら思わずびっくりするはず。さらに滝をイメージした桜が垂れ下がる「金魚の滝ーしだれ桜ー」では、日本ならではの自然描写も忠実に再現しています。
もちろん、主役の金魚たちも春の装いにパワーアップ。「新金魚品評ー桜色の輝きー」では、金魚が泳ぐ水槽に桜が咲き、まさに春爛漫な世界が展開されます。“桜”がつく金魚たちが勢揃いしているので、金魚たちの名前もぜひチェックしてみて!ソメイヨシノや河津桜を愛でるように、「桜琉金」や「桜オーロラ」など、美しい桜にちなんだ4種の金魚たちの共演も楽しめます。
ほかにも水槽内に桜が舞う「金魚コレクションー桜クリスタルー」や、華道家・假屋崎省吾氏とのコラボ作品「フラワーリウムー桜ー」など、いつも見る桜と金魚とは一味違うコラボイベントも見どころ。さらに見るだけじゃないのが、アートアクアリウムの魅力のひとつ。アロマを使った香りや印象深い光の演出も桜仕様に衣替えして、来場者をお迎えしてくれます。
夜桜鑑賞のようなロマンチックな雰囲気のなか、目に飛び込んでくる美しい金魚たちには思わずうっとりすること間違いなし!ちなみにミュージアムショップも“めっちゃ桜”だそうで、オリジナルの和雑貨から限定アロマまで販売中。ぜひお土産購入もお忘れなく。
<文=相川真由美>
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