【体験ハンターどこへ行く!#05 滝行編】
( 体験ハンターのリックェです。本日は滝行に来ています。)
カメラマン:カッコ書きは”みなさんの心に直接語りかけています”的なニュアンスですかね。
(そうですね)
カメラマン:ところで滝行体験ってありますかね?
(小学校の体育の時間のプールのシャワーでやったことがあります)
カメラマン:しょうもない思い出をテレパシーに乗せてブロードキャストするな
(やったことがなければ体験すればいい・・・)
(それが体験ハンターだ!)
道着に着替える
滝行といえば、白装束が思い浮かぶ人も多いかと思いますが、今回、滝行を体験する「ジャパンだるまツアー」さんでは、道着(空手着)を貸してくれます。白装束は薄すぎて濡れるとどうしても透けてしまうからだそうです。なるほど、ありがたいですね。
ヨシ!
滝が見えてきた
遊歩道を少し登ると、滝が見えてきました。今回、滝行体験をする、棚下不動の滝です。
日本の滝百選にも選ばれている滝だそうです。
なんだ、チョロチョロじゃん
滝のそばまで近づいてみます。
あれ、・・・チョロチョロ・・・ではない?
滝の裏側は、迫力がありますね。これはもはや
チョロチョロではなーーーい!!!
判決!
チョロチョロではないッ!!!
滝行の準備
お米・お塩・お酒を使い、身を清めて準備万端です。
準備万端です。
・
・
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行くぞ!
滝に近づくと、音がすごいですね。ちょっとした恐怖があります。
けれど、怯えるなかれ、この世界のすべては計算可能なのです。
棚下不動の滝の情報は頭に入っているので。
棚下不動の滝は落差37m。
重力加速度を 9.8m/s とし、空気抵抗は考えないものとすると地面付近の水の速度は 時速97km・・・
棚下不動の滝は滝幅2m。
水幕の厚さを1mm として、1秒間に落ちてくる水量は、54kg・・・
取材は3月の頭。水温は7.5℃
全体の10%が、頭や肩に降り注いでるとして、衝撃力は、ぶわーーーーー!!!
銭湯の打たせ湯ってあるじゃないですが、あれの何倍もの衝撃が頭と肩に。
具体的に何倍か、ですって?
さっきまで計算していた衝撃力の方程式を使えばいいって?
衝撃力は、見ればわかるだろーーーー!
言うならば、打たせ湯のアレグロよ!
超速のBPMでボコボコ叩かれるので身長が縮んでいく。
超速なのに、1回ごとのドラム&ベースが超重い、冷たい、打たせ「湯」じゃない!
身を切るような寒さって言葉があるけど、身を持って、身を切って理解しました。
永久凍土の霜柱や!
生還
永遠とも思える超速超重の永久凍土の爆撃からの脱出。
なんて顔してるんだ。アクティビティの良さを伝える記事なんだぞ
おや?
なにか悟りを開いた?
滝行を終えたら
滝に一礼。
いやーなんか、血流が良くなってるのかな?寒くなくてポカポカしているような感覚があります。
見てください。こころなしか肌ツヤが良くなってるような気がする。
それに、視力がよくなったような気がする。遠くの山の稜線がシャープネス掛けたみたいにくっきりして見えるような気がするし、色味が鮮やかに感じられるような気がする。滝の水の一粒一粒が見えるようなそんな気もします。
カメラマン:そんな薬機法(※)を気にしたしゃべり方しなくてもいいですよ
はい、個人の感想です!
カメラマン:いいから!
※薬機法は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」という長い名前の難しい法律で、何人も医薬品、医薬部外品、化粧品などの名称や製造方法、効能・効果または性能に関して虚偽・誇大な記事を広告・記述・流布してはならない…というように、医薬品などについて、厳しく規定されている法律。簡単にいうと、この製品は誰にもすごく効きますよ!って根拠がないのに言ってはダメってことです。
おわりに
滝行体験は結構ツライ!でも、清々しい。
何事も体験だ
実は、インターバルを挟んで計3回の滝行を行っていました。はじめは「立ち向かう」みたいな気持ちでいたのだけど、回数を重ねるごとに、冷たさと衝撃を受け流せるようになっていき、体のこわばりがなくなっていくのと一緒に、うっすら「そういうものだ」みたいな感覚を覚えました。
これは、もう少し長く滝の中にいれば、なにか掴むかもしれないという予感もありました。一方で、水温や体調によっては長時間の滝行は危ないかもなとも思いました。インストラクターさんがついてくれて、安全に配慮したアクティビティで少しずつ進めていくのが良いと思います。
終わった後の清々しさ
煩悩が払えたとは全然思えていないのです(というより、滝行後はお腹空いてしょうがない)が、吹っ切った感覚があります。
日常だと、正月の朝とか、期末試験が終わったときとか、そういった特別なときにしか感じられない気持ちが滝行後には生まれます。伝わりますかね? ゼロの状態の清々しさ。心機一転という言葉はこういうときに使うんだな。ここからまた新たに生まれくる煩悩を知ることができるともいえます。 Brand-new Born-Know.
チョロチョロじゃなーーーーい!!!!
立ち向かった様子は、動画でご覧ください!
おまけ写真
滝行前に手前の神社のお手水で清め
滝行の成功と安全をお願いしました。
滝の裏側で見上げた天井の不思議な穴。穴の上を水が流れているはずなのだが落ちてこない。
滝行後に飲み物を頂いたきました。選んだのは「しいたけ茶」
うめぇ~~!!!
今回の体験ハンターこれにて了!!
【アクティビティ情報】
ツアー名:【群馬・伊香保・滝行】日本を代表する名滝で滝行の素晴らしさを体感しよう
■主催:ジャパンだるまツアー
■集合場所:〒379-1101群馬県渋川市赤城町棚下 字大岩910−1 棚下不動滝駐車場
■アクセス:
【車】関越自動車道「赤城IC」から約15分
【公共交通機関】上越線「敷島」駅からタクシーで約10分
■開催時間:10:00、14:00
■ツアー料金:9,000円
■対象年齢:13~80歳
※12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。 18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
※身長120cm以上、体重30kg以上
※安全のため、下記のいずれかに該当する方はご参加いただけません。高血圧の方、心臓、脊椎、首に疾患のある方、てんかん、 過呼吸の症状をお持ちの方、飲酒後の方、ご参加により悪化するおそれのある症状をお持ちの方、妊娠中の方、または妊娠の可能性がある方、参加当日、主催者により安全が確保できないと判断された方。また、健康状態、年齢により診断書の提出が必要な場合があります。
<文=リックェ>
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