「SHIRO」といえば、自然の恵みを活かした化粧品やメイクアップ用品などで人気のコスメブランド。エシカルなものづくりを徹底し、自然とともに歩む商品シリーズの展開が魅力です。
そんな同ブランド創業の地・北海道砂川市に、4月28日から新拠点「みんなの工場」がオープン。SHIROのものづくりへのこだわりをしっかりと伝えながら、大人だけでなく子どもも楽しめる体験型ファクトリーなのだとか。これはちょっと気になりますよね！
遊ぶ人・働く人・植物・動物まで、“みんなの居場所”になることを願って名付けられた「みんなの工場」。ガラスの向こうに稼働中の工場が併設されており、シームレスな空間で休憩や食事を楽しみながらコスメの製造工程を見学できちゃうんです。
通常の工場見学だと順路に沿って進んでいくイメージですが、「みんなの工場」はちょっと違います。カフェやショップのすぐ隣にあり、工場が開かれた構造をしているのです。たとえば、ケーキ屋さんやキャンディショップのライブキッチンのように、身近な見学スペースからコスメが生まれるシーンを見学できると考えればわかりやすいでしょう。
しかも研究開発室から素材の前処理室に調合室、さらには充填室・包装室と、ほぼすべての製造過程を見学できちゃうんです。酒粕（さけかす）を絞る姿からスピーディな手作業で丁寧に進む充填など、驚きと発見の連続を楽しめます。
おしゃれなキッズスペースも併設。ガラス越しの工場見学はもちろん、空中散歩できる「ジャングルネット」で思いっきり遊ぶことも可能です。ちなみにスタッフの制服をアップサイクルした吸音材を活用するなど、随所にサステナブルな取り組みが光ります。
併設する「SHIRO CAFE」にもこだわりがいっぱい！北海道の自然の恵みだけでなく、酒粕や昆布などSHIRO製品に使われる素材を使ったメニューを用意。アイヌの薬膳・シケレベを使ったパンケーキに、酒粕＆高知産ゆずのスパゲッティなど、SHIROならではの味わいが揃います。「化粧品の素材って食べられるんだよ」なんて会話をしながら食事をすれば、親子でそのおいしさににっこりしちゃうはず。
もちろん、コスメブランドらしいアクティビティも用意。ショップ内「ブレンダーラボ」で、オリジナルのフレグランスづくりが楽しめます。過去に製造したボトルを再活用したものから、専用ボトルまでお気に入りの1本をチョイス。数種類のフレグランスを自分でブレンドして、世界でひとつの“マイフレグランス”を生み出せますよ。
ちょっと休憩したい時は雄大なピンネシリの山々が眺められる「ラウンジ」へ。階段型のベンチには約2,400冊の書籍があり、読書をしたり、長テーブルで勉強や食事をしたりと、癒しのひとときを過ごせます。工場だけでなくラウンジやキッズスペースなど、まさに“開かれた空間”がたっぷり揃った新工場。GWに合わせて、北海道旅の日程にプラスして訪れてみてはいかがでしょうか？
<文＝相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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