【あそびチャレンジ＃21 SASUKE キッズアドベンチャー編】
「ここ2～3年は、密にならないことを気にかけながらキャンプに行ったりはしていましたが、子どもが楽しめるようなレジャースポットには行けていなくて。だから今年こそは、どこかに連れて行ってあげたいと考えていたんです」
そんな想いを抱くお父さんと一緒に、小学2年生の暁士（きょうじ）くんがやってきたのは、神奈川県の人気レジャーランド「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」。園内には実に多種多様なアトラクションがありますが、その中で一番楽しみにしているのが「SASUKE キッズアドベンチャー」です。
あの国民的人気番組『SASUKE』とコラボしたアスレチックで、全19種のアクティビティの中には『SASUKE』でお馴染みのアクティビティも設置されています。
「見て見て！これテレビでやってたやつだよ。あ～！こっちも見たことある!!」
「SASUKE キッズアドベンチャー」のコースガイドを見て、暁士くんは早くもテンションMAX。実は暁士くんのお母さんが、「SASUKE先生」の愛称で知られる番組常連の鈴木祐輔選手と知り合いだったこともあり、家族でよく番組を観ているそう。
「僕もやってみたい～！」「僕だったら絶対最後まで行けると思う！」なんて話していた憧れの『SASUKE』の世界が目の前に！もうすぐにでもスタートしたくて、ウズウズしているようすが見て取れます。
「やった～！」と声を上げて、スタッフの説明が終わると同時にダッシュで最初のアクティビティへ向かう暁士くん。「ちょ、ちょっと待って、待って～」とお父さんが後を追いかけます。
「SASUKE キッズアドベンチャー」は1～19までの番号がふられたアトラクションに順に挑戦していくのがルール。本物の『SASUKE』のように失敗したら終了ではなく、何度もチャレンジできるので安心です。
序盤からスイスイとアトラクションを攻略していく暁士くん。挑戦している最中の表情は真剣そのものですが、無事に攻略に成功するとニヤリ！しっかり達成感を満喫しているようです。
もちろん、一度でクリアできず失敗するアトラクションもありましたが、果敢に何度もトライ！「あ～っ、あと少しだったのに…。でもやりかたわかったから大丈夫！」と失敗したときも笑顔があふれます。
「あまりアスレチックに来たことがなかったのでわからなかったんですが、予想以上に根性があってビックリですね（笑）。最初は失敗したら『もうイヤだ！』とか言い出すかも…なんて考えていたんですが」と、子どもが頑張る姿を目の前にして、お父さんもすっごくうれしそうです。
「よ～し、クリア！次々～!!」と、疲れたようすもまったく見せず、水上アスレチックのエリアに突入した暁士くん。「着替えは持ってきているから大丈夫だけど、わざと落ちるなよ～！」と少し離れたところからお父さんが声をかけます。
「大丈夫、大丈夫！落ちないよ…あ、えっ、ちょっと、ちょっと待って！」
お父さんに声をかけられ、すっかり油断してしまった暁士くん。ロープを伝ってイカダで向こう岸までいくアトラクションの途中で、バッシャ～ン！と水に落ちてしまいました。
「ほらっ！だから言ったのに（笑）」
予想通りの展開にお父さんも大笑い。それを見ていた暁士くんも一緒に大笑いです。この日は暖かかったこともあり、びしょ濡れになっても全然気にしていないようす。「最初は冷たかったけど、でも気持ちいいよ！」なんて、落ちた本人はケロッとしています。
「もう1回挑戦するね！」という暁士くんを見て、お父さんは何かを察したのか「おいっ、わざと落ちるなよ！」とひとこと。「わざと落ちないよ！大丈夫だよ～！」と暁士くんが返事をしますが、その表情は明らかに「バレてたか…（笑）」といった感じでした。
コース後半は、難易度の高いものもチラホラ。「あ～っ！これやってみたかったヤツだ!!」と暁士くんが声を上げたのは『SASUKE』の1st STAGEで知られる「クワッドステップス」！斜めに立てかけられた足場を飛び移りながら進んでいくアトラクションです。
ちょっと緊張しているのか、今までのアトラクションに挑戦するときよりも真剣な表情を浮かべる暁士くん。「行くよっ！」と声を出すと同時に、見事にぴょんぴょんと飛び移っていき、一度でクリアしちゃいました。
「おぉ～うまい、うまい！」
『SASUKE』の選手さながらの華麗な動きに、お父さんも思わず声を上げてしまうほど。
そんなお父さんの声援を聞いて、全アトラクションクリアに向けてさらにやる気がアップした暁士くん。続くアトラクションを順調にクリアしていきますが、18個目のアトラクションが大きな壁となって立ちふさがります。
そのアトラクションは、『SASUKE』でおなじみ「スパイダーウォーク」のキッズ版となる「つっぱりウォーク」。壁に手足を突っ張って進んでいかなければならないのですが、これがなかなかうまくできません。
「え～っ、これどうやって進めばいいの！？」
ここまでは自分ひとりで攻略法を見つけながら来た暁士くんでしたが、どうやってもうまくいかず、お父さんにアドバイスを求めます。
何度トライしてもスタート直後に落ちてしまう暁士くん。「しっかり両手と両足で突っ張って！」とお父さんも手伝いますが、登ったあとに前に進むことができません。何度も何度も挑戦してみた結果、体力を大幅に削られてギブアップ…。「また今度、挑戦しにくるからね！そのときは絶対クリアするから！」と、グッと悔しさを我慢して、最後のアトラクションに向かいます。
19個目はロープで吊るされた丸太を渡っていく「スイングエッジ」。「これは全然簡単！」と暁士くんは難なくクリアし、無事ゴールにたどり着きました。
「あの『つっぱりウォーク』がクリアできなかったのが悔しかったけど、すっごく楽しかった。今度遊びに来たときは、1回も失敗しないで全部クリアしたい！」
テレビで観た『SASUKE』のアトラクションに挑戦できて、大満足の暁士くん。「つっぱりウォーク」はクリアできなかったものの、その表情は達成感に満ちていました。
「久しぶりに思いっきり体を動かして遊ぶ子どもの姿が見れたのが、何よりもうれしかったですね。普通のアスレチックではなく、いつも観ている『SASUKE』のアトラクションがあるのが、暁士もうれしかったんだと思います」と、お父さんにとっても忘れられない思い出になったようす。
「SASUKE キッズアドベンチャー」の思い出を絵に残した暁士くん。どのアクティビティも楽しかったけど、やっぱり豪華に水に落っこちた「イカダ橋」が一番思い出深かったみたいですね。
独創的なアトラクションがいっぱいで、『SASUKE』はもちろん、そうではない子どもでも楽しめる「SASUKE キッズアドベンチャー」。もしかしたらここでの体験がきっかけとなり、子どもが本物の『SASUKE』への出場を目指す日が来るかも！？
ほかにも「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」には、さまざまなアトラクションが盛りだくさん！0～4歳の子どもでも楽しめるものも多いので、家族で遊びに行ってみてはいかがでしょう。キャンプ場や温泉まであるので、連泊で楽しむのもおすすめですよ！
＜写真＝中里慎一郎＞
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