夏の風物詩といえば、自然の近くにやって来て、ふわっとやわらかく光るホタルが定番。とはいえ、家の近くではめっきり見る機会がなくなりましたよね。我が子が図鑑で見つけて、「どこにいるの?」「早く見てみたい!」なんておねだりされた経験も一度はあるのでは?この夏にベストな観賞ポイントを探しているなら、「仙台うみの杜水族館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
6月23日から仙台うみの杜水族館でスタートした特別展示「ホタルの杜」 は、2019年よりホタルの繁殖に取り組んでいる同館ならではのイベント。今年繁殖に成功したゲンジボタル、ヘイケボタルが展示され、夏の訪れを一足早く感じられちゃうんです。
特別展示「ホタルの杜」は、ほのかに光るホタルをじっくりと観賞できる展示がメイン。照明を落とし、まるで夜の自然豊かなエリアのような雰囲気のなかでホタルと出会えます。
水槽のなかでは常時20〜30匹のホタルを飼育。ゆっくりと静かに光がゆらめく様子には、思わず癒されてしまうはず。ちなみにコロナ禍で2020年から展示を縮小していましたが、今年から通常展示に戻ったそう。スケールアップした広々空間でホタルたちが待っていますよ。
ちなみに、「ゲンジホタル」と「ヘイケホタル」の違いについてはご存知ですか?ゲンジボタルは1.5cm〜2cmで日本固有種で、水がキレイな川などに生息。ヘイケホタルは体長1cmで、ゲンジボタルと比べるとやや小ぶりな体が特徴的。水田や湿地帯に棲んでいます。
「もっと詳しくホタルについて知りたい!」ならば、「バックヤードツアー 〜ホタルの特別解説〜」(500円)への参加がおすすめ。通常は入れないバックヤードで、飼育スタッフの解説を聞きながら水族館の裏側を巡るツアーです。探検気分でいつもとは違う角度から水族館を楽しめるうえ、生き物たちのごはんをつくる調餌室なども見学できるのが魅力です。
さらにツアーでは、ホタルの羽化(幼虫が成虫になるまでの期間)を管理する部屋へ入るチャンスも!ホタルの成長過程や管理の方法など、ホタルの生態について、子どもたちの「もっと知りたい!」ギモンを飼育員に直接聞けちゃいます。約20分間の毎年大人気のツアーに、ぜひ親子で参加してみては?!
館内にはほかにもホタルにまつわるパネル展示などが多数あります。光り飛び交う姿や成長する過程を間近で見て学べる機会はなかなかないもの。ぜひこの機会に家族で訪れて、もっとホタルを大好きになってみてくださいね!
<文=相川真由美>
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