アート展覧会といえば、建物(箱)の中の決められた部屋を順路通りに巡り、作品を鑑賞していくやり方がほとんど。開放的な場所で縦横無尽に自分が好きな作品を眺められることって少ないですよね。
「もっと作品を自由に鑑賞できたらいいのに!」と考えたことがあるなら、「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」を体験してみませんか?江戸時代後期から続く美しい庭園と森を舞台に、不思議な世界に迷い込むかのような感覚のなかで自由に作品を鑑賞できちゃうんですよ。
7月14日からスタートした「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」は、今年9年目となる夜と森のミュージアム。11月5日までの期間中「御船 山楽園」で、自然とデジタルテクノロジーが融合したここでしかできない体験があなたを待っています。
会場の広大な立地を最大限活用し、自然だけでなく廃墟までも取り込んだ全20作品を展示。自然と人間、時間の関係性をテーマにデジタルを使った新たな表現が目の前に展開され、舞台である「御船 山楽園」や周囲の自然の営みを身近に感じられます。
「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」では、池の水面に泳ぎ回る魚たちが出現!小舟が止まると集まってきたり、動くとさっと散ったりして、子どもの好奇心を掻き立ててくれるコンテンツとなっています。
敷地内の苔むす巨石に花々が永遠に咲き散りを繰り返す「増殖する生命の巨石」では、触れるからこそ楽しめる仕掛けがいっぱい。夜の闇に浮かぶカラフルで美しいデジタルの花々には、大人も子どもも思わずうっとりするはず。
時が止まった湯屋の廃墟内に“メガリス(時空の塊)”が立ち並ぶ「廃墟の湯屋にあるメガリス」では、時空が重なり一期一会の空間に変化!美しさと儚さの中で、さまざまな思いを巡らせる機会も与えてくれます。
さらに本展では新たに発掘された、1845年ごろからあったとされる石畳の道での新作「古えの巨神木へ続く発掘された道」(※日中のみ鑑賞可能)も発表。樹齢3000年以上の巨木へ向かう庭園から続く道を行くと、歩くペースによって音楽体験が変わる空間が広がっています。
2015年からチームラボのライフワークとしての役割も持つ本展覧会。新作をいち早く体験できるのはもちろん、庭園と森との境界線が曖昧になった不思議な作品を鑑賞できるのも魅力のひとつ!建物や部屋といった「箱」にとらわれない、自由な形でのアート鑑賞をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
【関連記事】
◆フィンランド式サウナと客室露天風呂付き!愛犬と一緒に過ごせるプライベートヴィラでのんびりステイを楽しもう【大阪】
◆日本三大稲荷の「豊川稲荷」が期間限定でライトアップ!パワースポットが光に包まれる新時代の夏祭りを家族で体験してみない?【愛知】
◆ゾロリと恐竜たちに会いに行こう!化石発掘から謎解き、ボール投げまでイベント充実の「かいけつゾロリどきどき恐竜アドベンチャー」が気になる【神奈川】
- 1