忙しない日々を過ごしていると、ふとした瞬間にどっと疲労感を感じることってありませんか?特にうだるような暑さが長々と続いた今年は、いつもよりも疲れを感じている人も少なくないはず。このまま過ごすのはちょっと辛いかも…なんてときに訪れてもらいたいのが、埼玉県の小川町にある「おがわ温泉花和楽(かわら)の湯」です。
日頃がんばる自分へのごほうびに、温泉で過ごす癒やしのひとときをプレゼント!心身ともに労わって、明日への活力をチャージしちゃいましょう。
湯治をテーマにした隠れ里的スポット「おがわ温泉花和楽の湯」
小川和紙や建具、酒造といった伝統産業が古くから栄え、「武蔵の小京都」とも称される小川町。この歴史ある町で唯一、天然温泉が楽しめるスポットが日帰り温泉施設「おがわ温泉花和楽の湯」です。
関越自動車道「嵐山小川」ICから車で約5分、電車を利用する場合も東武東上線「小川町」駅から徒歩で約10分とアクセスしやすいのが魅力のひとつ。「小川町」駅までは「池袋」駅から急行で1時間ほどなので、休日にちょっとした旅行気分を味わいながらお出かけするにはほど良い距離かもしれませんね。
木造の建物が歴史ある旅館のようで、木の温もりや優しい香りが居心地の良い空間を作りあげています。建物のすぐ裏には緑あふれる裏山がそびえ立ち、ちょっとした隠れ里的な雰囲気もすてき。ただ滞在しているだけで、心安らぐひとときを満喫できますよ。
また、花和楽の湯のコンセプトは心と体の健康を提供する“現代の湯治郷”。湯治というと、本来は温泉地に長期間滞在して温泉療養を行うものですが、ここでは日帰りでプチ湯治気分が楽しめるのが大きな特徴です。心安らぐ環境で天然温泉の恵みをたっぷりと受け、心身ともにリフレッシュしてください。
多彩な温浴スタイルで楽しむ至福のひととき
多種多様なお風呂がそろう花和楽の湯では、気分や体調に合わせてさまざまな入浴スタイルが楽しめます。太古地層の奥深くから湧き出る温泉は、ph10.0の強アルカリ性単純泉。無色無臭でクセのない泉質なので、ゆったりと長湯を楽しむのにぴったりです。
慢性疲労はもちろん、神経痛や関節痛、筋肉痛など、日常のさまざまな体調不良の改善が期待できるだけではなく、「美肌の湯」とも呼ばれるアルカリ濃度の高いぬるぬるした湯は、肌をツルツルにする高価もあるといわれています。
心地良い開放感と「美肌の湯」の恵みにあふれる露天風呂
しっかり手入れされた庭園のような露天エリアは、広々としていて開放感抜群!日中はたっぷり日差しを浴びながら、夜には美しい星空を眺めながら癒やしのひとときを満喫できます。春には桜、秋には紅葉と、季節によって異なる景観を楽しめるのもポイントです。
半身浴にちょうど良い「小町」や寝湯に適した「牡丹」など、深さが異なるお風呂が用意されていて好みのスタイルでくつろげるのも魅力的なところ。「百合の花」は、ゆったり腰を下ろして温まるのに最適な深さとなっています。
露天風呂のなかでも人気が高いお風呂が、“一期一会”ならぬ「一湯一会(いちゆいちえ)」。湯舟の湯は毎日入れ替えを行っており、いつでも新鮮な源泉の恵みを堪能できるのがうれしいポイントです。源泉はその時々で匂いや質など異なる性質を持っているそうで、その日浸かった湯との出会いはその日一度きり。まさに一期一湯のお風呂となっています。
欧州では古くから“心臓の湯”といわれ、伝統的な入浴医療に用いられてきた「高濃度炭酸泉」のお風呂にも注目!体内に取り込まれた炭酸ガスが全身の血管を拡張、血行促進や疲労回復、健康増進に効果的といわれています。炭酸泉といっても刺激を感じることはないので、全身の血の巡りを感じながら、ゆったり長時間浸かってみてください。
しっとり肌に導くミネラル豊富な地下天然水の内風呂
内風呂エリアには、強い放熱力と高い温熱効果があるとされる“Teraヘルツストーン”を用いたサウナのほか、「水風呂」と「金の湯」の2種の湯舟を完備。どちらも天然温泉ではなく、ミネラル豊富な地下天然水を使用しています。ぜひとも天然温泉のツルツルとした湯と、地下天然水ならではのしっとりとした湯をコンビネーションで楽しんでください。
プライベート空間でゆったりと湯治に集中できる貸切個室風呂
プライベートな空間でプチ湯治を堪能したときは、貸切個室風呂がおすすめです。風呂付き個室が3部屋、風呂なし個室が1部屋の計4部屋が用意されており、入浴後も人目を気にせずリラックスできます。昼の部(10:30〜14:30)と夜の部(16:30〜20:30)、そして終日利用(10:30〜20:30)が可能で、部屋で食事もできますよ。
※貸切個室風呂のお風呂は天然温泉ではありません。
じっくりと汗をかいてリラックスできる岩盤浴
岩塩やゲルマニウムなど、天然鉱石を敷き詰めた床の上でくつろぐ岩盤浴は、今や美容と健康を求める人には定番の温浴術!花和楽の湯では、血液浄化作用やデトックス効果が期待できる“神黒石(ブラックシリカ)”や、体内のミネラルバランスを整えるとされる“麦飯石(バクハンセキ)”など、5種類鉱石を用いた岩盤浴(別途利用料が必要)が満喫できます。
室内は広々としていて天井が高く、圧迫感を感じない空間。間接照明のやわらかな光が心地良く、ジワジワと天然鉱石から伝わる気持ちの良い温かさと相まって「ずっとここにいたい…」なんて気分にさせられます。岩盤浴の部屋は男女共用のほか、女性専用の部屋も用意されているのがうれしい配慮です。
埼玉県で唯一のラジウム陶板浴にとことん癒やされる
花和楽の湯を訪れるなら、ぜひ体験してもらいたいのが「ラジウム陶板浴(別途料金が必要)」です。抗酸化作用のある「ラジウム陶板」と、体の奥まで温める「テラヘルツ鉱石プレート」を採用した床の上に横になる温浴術で、埼玉県の日帰り温泉施設のなかでラジウム陶板浴を体験できるのは花和楽の湯のみ!そんな特別感もまた、心の元気に繋がります。
岩盤浴と似ていますが、その違いは寝そべってみると明らか!皮膚を通じてジワジワと温かさが伝わる岩盤浴に対して、ラジウム陶板浴はもっとストレートに体の芯まで温かさが伝わります。しっかり奥まで温かさが浸透するので、その後も体はポカポカ。気温が下がる秋から冬にかけては、より一層その効果を実感できそうです。
温浴+リラクゼーションで体に万全なケアを!
ボディケアやフットケア、韓国式あかすりなど、慢性疲労や体調不良をケアできる温浴以外の施術(各種別料金が必要)がそろっているのもうれしいポイント。肩こりや腰痛など、ピンポイントで体を労わりたいときにも重宝します。日々のデスクワークで溜まるに溜まった体の不調を、ここでスッキリ解消しちゃいましょう。
広々とした館内は休憩スポットも充実!
温泉でしっかり温まったあとは、ホッと一息ついてクールダウンしたいところ。そんな息抜きの時間さえもぜいたくに過ごせるのが花和楽の湯なんです。
広々とした館内には、40畳のスペースでゆったり仮眠できる「はなれ雲」や思い思いにくつろげるフリースペース「一休」など、お風呂上りに体を休めるスポットがいっぱい!中庭を囲むように続く長い渡り廊下のいたるところに休憩用のイスが用意されており、心地良い外気を浴びながら癒やしのひとときが過ごせます。
中庭の草花を眺めながら、時折ギシギシと音を立てる板張りの廊下をただそぞろ歩くだけでもリラックス効果抜群ですよ!
渡り廊下の先には、服を着たままでも手軽に温浴を楽しめる足湯もあります。足は“第二の心臓”とも呼ばれ、血行促進の要ともいわれる大事な部分。館内の散策がてらに浸かるも良し、帰り際に浸かるも良し。熱めのお湯にじっくり足を浸しておけば、また一歩、健康に近づくこと間違いナシです。
こだわりのおいしさでお腹も心も満たされる「楽膳」
おいしい料理との出会いも、疲労回復や心身の健康に欠かせないポイントです!館内のレストラン「楽膳」では、地元の食材や地酒など、和食をメインにした料理を提供。また、温泉掘削の際に地下1000mもの大深度から出た土を使って焼かれた陶器を使用するなど、料理だけではなく、器の一つひとつにもこだわりの地元愛がこめられています。
創業以来、花和楽の湯の名物として人気なのが「花和楽焼き膳」です。瓦型のプレートで焼き上げる国産和牛と彩の自然豚(ブランド肉)は、柔らかくてとってもジューシー。ジワジワとプレートの熱で焼き上げる野菜も風味豊かで、口の中には素材のうま味がたっぷり広がります。
プチ湯治の思い出をカタチで持ち帰ろう
最後まで旅行気分を味わいたいなら、やっぱりお土産は欠かせません。館内ではさまざまなお土産品が販売されており、花和楽の湯オリジナルグッズも盛りだくさん!自宅でも「美人の湯」を堪能したい人には、独自に開発した源泉成分配合の入浴剤がおすすめです。誰かに買って帰るなら、ここでしか買えない限定の「瓦せんべい」が喜ばれそうです。
日帰りだけではもったいない!小川町の魅力
都心からアクセスがしやすく、古い蔵つくりの街並みと昭和の街並み、そして喉かな里山風景が魅力的な小川町は、忙しない日常を抜け出して一息つくにはピッタリなエリアです。近年は“有機農業の里”としても知られ、定期的にオーガニックイベントも開催。積極的な移住サポートも行っており、観光地として、そして移住先として年々その注目度は増しています。
緑豊かな小川町は、仙元山や官ノ倉山といった低山で気軽にハイキングが楽しめることでも人気です。和紙漉き体験や酒造見学など、伝統と文化にふれられるスポットもあるので、花和楽の湯と併せて楽しんではいかがでしょう。
日帰りではなく、もっとじっくり小川町を探索したい人は、花和楽の湯に併設された「カワラホテル」を利用するのがベスト!宿泊料金に温泉利用料も含まれているので、観光も温泉もたっぷり楽しめますよ。
花和楽の湯でがんばる自分に今年一番のごほうびを!
宿泊場も備えた湯治場として、さまざまなカタチの癒やしを提供している「おがわ温泉花和楽の湯」。時期によっても異なりますが、土日祝日は混み合うことが多いそうなので、まったりと温泉を楽しみたいなら平日に行くのがおすすめです。無理して頑張り続けていてもしんどさは募るばかり。心身が悲鳴を上げる前に、プチ湯治で自分にスッキリをプレゼントしちゃいましょう!
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