ゆるりと水中を泳ぐ優雅な姿に思わずうっとり。縁日の金魚すくいだけでなく、都市型美術館やイベント、デジタルミュージアムなどで鑑賞できる機会が増えて、ここ最近金魚がさらに身近な存在になっていますよね。江戸時代から鑑賞用として愛されてきた存在ですが、現代では見せ方がより進化。空間演出とともに映え要素も楽しめるのが人気の秘密のなんです。
奈良の複合施設「ミ・ナーラ」内にある日本最大級の「NARA KINGYO MUSEUM (奈良金魚ミュージアム)」 も、映える風景と金魚鑑賞を両立できる場所として注目度が高まっています。そんな同ミュージアムで和風ハロウィンイベント「妖怪百金魚夜行 - 2023」が11月7日まで開催中なんです。
本企画では、ミュージアムの主役である金魚たちを妖怪に見立て、お化けや物怪たちが行列を成す百鬼夜行の一員として展示。いつもは美しくふわりと泳ぐ金魚たちが、骸骨の周りを妖艶に舞うおどろおどろしい存在に大変身!
「水泡眼→水暴走」ならば、ほおを揺らして体当たりするなど、妖怪的なコンセプトもプラス。喧嘩上等で睨みを効かせる「頂天眼→ 眼とばしん」に、万物を見通す力を持つ「出目金→天眼通」、さらに鞠のように転がり気づくとそばにいる「白らんちゅう→しろまり」と、個性豊かな4種の妖怪兼金魚たちと出会えちゃうんです。
展示エリアとともに、館内には秋を感じる植物たちもデコレーション。彼岸花にススキ、紅葉など雰囲気たっぷりな世界が広がります。もちろん企画展エリアもひなびた古民家風に!なんだか本物の妖怪がひょっこり現れそうな空間に仕上がっていますよ。
通常展示も見応えたっぷり。「JAPANESE AQUARIUM DISCO」では、煌めくフロアに金魚たちが舞い降り、美しい姿を鑑賞できます。ミラーボールに光が反射し、ブリリアントカットされた水槽と金魚が華麗に照らされる、そんな唯一無二の空間を楽しんでみて!
さらに「JAPONE 小路」では、花魁道中のような妖しさ抜群の空間が広がります。美しさと怖さ、そして何かが起きそうな不思議な時間が過ごせるはず。日本の四季が表現されているのも注目ポイントのひとつ。紅葉とともに和傘と提灯でデコレーションされた金魚水槽をぜひ鑑賞してみましょう。
珍しい和風ハロウィーンを妖怪も交えて楽しめる「NARA KINGYO MUSEUM」。いつもとはちょっと違う秋を感じたいなら、ぜひファミリー・カップル問わず好奇心の赴くままに訪れてみては?!
「奈良金魚ミュージアム×奈良いきものミュージアム 共通チケット」をチェックする
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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