「和風」や「和を感じる」なんてフレーズをよく見かけますが、意外に曖昧な表現で、多岐にわたるイメージが統合された言葉ですよね。抹茶スイーツに「Kawaii(カワイイ)」、着物にお寿司とカテゴリーもさまざまで、正直言って「日本の和ってどんなイメージなの?」なんて疑問に感じることもあります。
ならば、海外から来た旅行者にも人気の「お台場アク和リウム」こと「UWS AQUARIUM GA☆KYO」に足を運んでみては?ダイナミックな展示と、和を強調した煌びやかな装飾、江戸時代から愛される金魚をメインに、“和”表現の多様性を体感できるんですよ。
「UWS AQUARIUM GA☆KYO」は、東京・お台場で2022年7月に開業したアート施設。“日本の伝統・伝説×アクアリウム”をコンセプトに、華やかな世界観で金魚や錦鯉を愛でる日本特有の文化を表現。現代風の演出で美しく和を魅せる展示が特徴的です。
館内には、日本の美と自然から生まれ水中で生きる美を五感で体験できる5つのエリアで構成。盆栽や流木、錦鯉で和ごころを表現した「侘寂〜WABISABI」、金魚を花魁に見立ててネオジャパネスクに仕立てあげた「花魁~OIRAN」など、美しくもどこか儚げなディレクションも見どころです。
そのほかにも、アーティスト・万華鏡・金魚の異空間っぷりに釘付けな「万華鏡〜MANGEKYO」、“インタラ金魚みくじ”が体験できる「遊楽〜YURAKU」、既存のアクアリウムの概念を奇抜なアイデアで変革する「龍宮〜RYUGU」など、凄まじい情報量でゲストを迎えてくれるブースが盛りだくさん。
また、11月30日までは、秋限定の特別イベント「月夜実」を開催中。ガラス造形アーティスト・生田目礼一とコラボした特別展では、日本神話に登場する、月を司り夜を統べる神「月読命」(ツクヨミ)をガラスの球体“月夜実”として表現。約50個を「龍宮〜RYUGU」にデコレーションし、幻想的な秋の夜を演出しています。
なお、今後の予定としては、12月に和テーマのクリスマス装飾&新水槽の展示、2024年2月には上から眺めるとハート型に見える金魚をお披露目予定。さらに4月には、桜が名の由来となった金魚を観賞できるなど、シーズンに合わせた企画展示が目白押しです。
身近な日本文化や和をさまざまな角度から楽しめる「UWS AQUARIUM GA☆KYO」。イベントに合わせて行くのもよし、ふらりと非日常を体感するのもよし、ぜひさまざまなかたちで伝統と現代がミックスする最新の和を体感してみてはいかがでしょう。
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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