“氷瀑”と聞いてすぐにその景色が想像できますか?「どういう漢字?」「どこで見られるの?」なんて思わず聞いてしまうほど、季節限定&鑑賞場所が限られるかなりレアな風景なんです。「絶対に見たい!」という方でもご安心を。夏は苔に新緑、秋は紅葉で有名な青森・奥入瀬エリアなら、ほぼ確実に鑑賞できます。これはシーズンを前にさっそくチェックしなくっちゃ!
流れ落ちる滝が自然の力によりダイナミックに凍った姿の総称・氷瀑が見られるのは「十和田八幡平国立公園」内の奥入瀬渓流。寒さが深まるこれからのシーズンは、背の高さ以上に降り積もった雪と、極寒の中凍てついた滝、さらに日々岩崖に成長する氷柱とあいまって、まるで水墨画のように静かな風景を魅せてくれます。
そんな奥入瀬渓流だからこその冬景色を眺めるバスツアー「奥入瀬渓流氷瀑ツアー」が登場。慣れない雪道を自家用車で進むストレスはゼロ、地図を眺めながら広大な公園内を彷徨う心配はなく、ピンポイントで絶景へと案内してくれるんです。
今冬で7回目となる本ツアーは、2018年にグッドデザイン賞を受賞、第6回ジャパン・ツーリズム・アワード入賞と、その内容の濃さはお墨付き。デイタイムのコースは、ネイチャーガイドとともに白銀に染まった奥入瀬渓流を巡ります。青みを帯びた美しい氷柱と迫力満点の氷瀑を眺めてうっとり。 渓谷の成り立ちや自然の仕組みも知れるので、より深く自然の豊かさを実感できるはず。
ナイトタイムのツアーは、昼間とは一転。ちょっぴり冒険&探検するかのようなドキドキ感を味わえます。専用照明器具を搭載した車両とともにツアーバスで移動。5ヶ所でライトアップされた幻想的な氷瀑の姿を鑑賞できます。それぞれ光の演出コンセプトが異なるので、ぜひ自然の美しさを新しい解釈で楽しんでみて!
ナイトツアーでは、時が止まったような瞬間が味わえるのも醍醐味のひとつ。真っ暗な世界に浮かび上がるその神秘的な姿は、確実に記憶に残る体験になるはず。
ちなみに、「集合場所までの行き方が不安で…」なんて声にもしっかり応えてくれるのが同ツアーのいいところ。集合場所までのアクセスバスも運行されるため、ツアー参加が初めてでも安心。十和田市市街地や奥入瀬渓流温泉からの利用もOKです。ちなみに事前予約が必須なので、絶対にお忘れなく!
豪雪地帯が初めてでも安心&気軽に参加できるツアーならば、冬の観光がもっと楽しくなるはず!見ごろは12月上旬から3月上旬まで。見たことのない自然の絶景を求めに、今年の冬は青森へお泊まり込みでお出かけしてみては?
<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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