東京・あきる野市、秋川丘陵の自然に囲まれた「わんダフルネイチャーヴィレッジ」は、愛犬と一緒に自然を満喫できるアウトドア複合施設。都内最大級のドッグランからドッグプール、オートキャンプ場、カフェレストラン、そしてハイキングコースまで、自然豊かな環境で愛犬と一緒に楽しめる遊びが豊富に揃っています。今回はそんな「わんダフルネイチャーヴィレッジ」を実際に訪れて、魅力の数々を徹底レポートしました!
わんダフルネイチャーヴィレッジとは?
東京都心から約40km、西多摩地区にあるあきる野市は、秋川丘陵や奥多摩へとつながる山々に囲まれた、豊かな自然が広がるエリア。2016(平成28)年春に満を持してグランドオープンしたのが、自然と癒しをテーマに、愛犬と飼い主がハッピーな時間を過ごせる「わんダフルネイチャーヴィレッジ」なのです。
「愛犬と一緒にアウトドアを満喫できる」をコンセプトにつくられた園内には、都内最大級のドッグランやドッグプール、愛犬と一緒に楽しめるオートキャンプ場、BBQ場、カフェレストラン、ハイキングコースなど、愛犬家もアウトドア派も大満足のアウトドア複合施設となっています。
施設を通じて人と犬との共生や関わり方、動物愛護、飼育マナーを学び、同時に地場産の食材や資材を積極的に活用して、地域の魅力の再発見することを目的に運営されています。
わんダフルネイチャーヴィレッジの5つの魅力
まずは、全国の愛犬家から支持される「わんダフルネイチャーヴィレッジ」の5つの魅力を紹介します。遊び場所を決める時の参考にしてくださいね。
・1.都内最大級の7つのドッグラン
約4,000平方メートルもの広大な敷地に、都内最大級を誇る7つのドッグランが用意されています。全犬種エリアは、園内でもっとも広いドッグラン。敷地内には、ドッグウォークやAフレームなどのアジリティ(ワンちゃん向けの競走用障害物)が設置され、飼い主と一緒に心おきなく駆け回れます。
中・大型犬専用エリアは、体重8kg以上の中・大型犬が対象。全犬種エリアに比べ3分の1程度の広さですが、それでもワンちゃんが駆け回るには十分な広さですね。
小型犬専用エリアは、体重8kg未満の小型犬が対象のドッグラン。中・大型犬専用エリアよりも一回り小さめですが、小型犬からすれば十分な広さ。カフェレストランの目の前にあり、足洗い場も併設されていて便利な立地にあります。
屋根付きエリアは、体重制限なし・全犬種対象の屋根付きドッグラン。背の高いテントは熱い日差しを遮ってくれます。風通しがよく、雨の日でも楽しめますね。
こちらは体重8kg未満の小型犬専用屋根付きドッグラン(期間限定)。ハイキングコース入口周辺に設置されています。大きなワンちゃんが苦手な小型犬にとっては、雨の日でも楽しめる専用ドッグランはうれしいですね。
もともとキッズエリアだった場所に新設した「ビギナーズエリア」(全犬種対象)。ドッグランが初めてのワンちゃんは、まずここでドッグランの雰囲気に慣らしてから、徐々にほかの施設に移るのもありですね。
こちらは2つの貸切専用ドッグラン。愛犬仲間とのイベントやオフ会など、ワンちゃんを自由に遊ばせながら、グループで気兼ねなくくつろげます。
ここは木陰が多く、真夏日でも比較的涼しく過ごせる場所。ワンちゃんにも飼い主にもうれしいドッグランです。
・2.飼い主キャンパーも大満足のオートキャンプ場
ビギナーからベテランキャンパーまで、愛犬と一緒に楽しく過ごせる充実のオートキャンプ場も魅力のひとつ!ここでは主要なオートキャンプ場をいくつか紹介します。
主要施設と湖に隣接した、ドッグラン付き個別サイトの「レイクサイドオートキャンプフィールド」。サイト内に車を乗り入れてキャンプが設営できるほか、愛犬はリードから離して自由に走り回れるため、飼い主もワンちゃんもストレスフリーで楽しめるフィールドです。
料金は3月~11月の通常期は10,000円、ハイシーズンおよび休日は13,000円前後。車1台、4名、犬1頭が基本料金で、人数や車が増えると追加料金が発生します。
主要施設から少し離れた、見晴らしのいい丘の上に広がるのが「ヒルトップオートキャンプフィールド」です。車を駐める位置やサイトの広さに応じて4種類に区分けされ、こちらはリードを使うことで愛犬と一緒に宿泊可能です。
オートキャンプ場の利用者がまず最初に受付するのが「センターハウス」。ハウス内には、ちょっとしたキャンプ用品や薪、ドリンク類、地域の特産品などが販売されています。
ちなみに、わんダフルネイチャーヴィレッジでは、テントセットからシュラフ、焚火&BBQセット、なんと天体望遠鏡までレンタル可能!準備が面倒な場合は、手ぶらでもOKといううれしいサービスなのです。しかも、キャンプ用品はキャンパー垂涎のsnow peak社製というから楽しみですね。
さらに、後片付けが手間、片付け方がよく分からないといった方には、後片付けまで対応してくれる「レンタル品、後片付けプラン」のオプションも用意されています。
各フィールドには、屋内炊事場、シャワー、コインランドリー、自動販売機を設置した「サニタリー棟」が置かれています。
炊事場は広々として清潔で使いやすく、シャワーは5分100円、連泊者にうれしいコインランドリーは洗濯機1回200円、乾燥機30分100円で、いずれも24時間利用可となっています。
・3.暑い夏でも安心!ワンちゃん専用「ドッグプール」
こちらは春から秋(4月~10月)にオープンするワンちゃん専用「ドッグプール」。全犬種が楽しめる大きめの「ドッグビーチ」と、8kg未満の小型犬専用「ドギーズプール」の2種類が用意されています。
ドッグビーチは全犬種対象の遠浅のプールで、ちょっとした滝なども演出されています。
暑い夏に冷たい水遊びはワンちゃんたちも大喜び!直径6cm以上の犬のおもちゃなら使用OKなので、ワンちゃんたちは夢中で遊んでいました。
ちなみにプールの水は、運営元である東京サマーランドならではのノウハウを活かし、常にクリーンで透明に保たれています。ワンちゃんが気持ちよく水遊びできるよう、プールに入る前には必ず排泄を済ませ、足などについた汚れは備え付けのシャワーで洗ってから入水しましょうね。
こちらは8kg未満の小型犬専用「ドギーズプール」。小型犬でも安心して水遊びできるよう浅めに作られています。
水遊びに慣れていないワンちゃんには専用ライフジャケットも無料貸し出し中。必死で泳いで飼い主のもとへ向かう姿が実にほほえましく、かわいらしいですね。料金は1頭につき2,500円で、時期によっては時間帯で入れ替え制となっています。
プールで濡れた体は、併設のワンちゃん用ワンコインドライヤーで素早く乾かせますよ(5分100円)。
・4.森林浴を楽しめる「ハイキングコース」
春は桜、初夏にはあじさい、秋には紅葉と四季折々の表情と爽やかな森林浴を楽しめる「ハイキングコース」。わんダフルネイチャーヴィレッジの裏山に広がる秋川丘陵の豊かな自然を、愛犬と一緒に思う存分散策できます。入園ゲートから展望台までは往復約2km、所要時間約45分と森林散策にはほどよいサイズです。
遊歩道にはウッドチップが敷き詰められ、人や犬の足の負担を軽減してくれる細かい配慮がなされています。なお、階段が多く勾配がきつめの箇所もあるため、履きなれた靴で散策することをおすすめします。
コース内には小さな滝があるほか、ハイライトの展望台からはあきる野市を一望できます。この景色、ここが東京都内であるとは思えない自然の絶景ですね。
ハイキングコースの初夏の風物詩として有名な60種15,000株のあじさいがあり、なかでも「アナベルの雪山」は圧巻です。手塩にかけたあじさいを愛でる「あじさいまつり」は、毎年6月中旬から7月初旬に開催。多くの観光客が訪れています。
・5.愛犬と過ごせるごはん時間!BBQ施設やカフェレストランが充実
わんダフルネイチャーヴィレッジでは、ワンちゃんと一緒に入れるスポットも充実しています。開放的で癒しに溢れたBBQスペースやカフェをチェックしてみましょう。
センターハウス裏手に設置された「BBQエリア」。こちらは愛犬と一緒にBBQを楽しめる屋外スペースで、「オフ会コース(貸切ドッグラン2時間付、1名3,900円)」や「女子会コース(4名以上、1名3,600円)」など、手ぶらで愛犬とBBQを楽しめる各種プランが用意されています。
なお、BBQエリアに関しては、食材や飲食物の持ち込みは禁止で完全予約制となっています。詳しくは公式ホームページの案内ページを参照してください。
愛犬と一緒に入れる本格イタリアンやスイーツが楽しめるカフェレストランが「AZEKIRI(アゼキリ)」です。テラス席だけでなく店内席も同伴可なのがうれしいところ。
多摩産木材をふんだんに使用した木のぬくもりが感じられる空間と、薪焼き本格石窯ピザや地元食材を使用したこだわりのメニューが特徴です。
ワンちゃんはテーブル横のリードフックにつないでお食事タイム。犬用メニューはありませんが、犬用おやつはクッキーやジャーキーなどが販売されていますよ。
基本的にイスの上に座らせることはNGですが、膝の上で抱っこしてお行儀よくできるワンちゃんや、テラス席では小型犬に限って、敷物を敷いた上でイスに座らせられます。
屋根付きドッグランの横に設置された「コミュニティエリア」。暑い日差しや雨をしのげる屋根付きのフリースペースで、誰でも利用できます。
園内にビン類・缶類の持ち込みは禁止されていますが、一部を除いて、基本的に飲食の持ち込みはOK。持参したランチやおやつを持ち寄り、自然豊かな空間でワンちゃんと一緒にごはんタイムを楽しみましょう。