ちょっぴり怖いけど、つい気になっちゃう。子どもたちの心を掴んで離さない“妖怪”。瀬戸内海・播磨灘の小豆島には、「妖怪美術館」などの妖怪をテーマにしたスポットがあり、今ファミリー層を中心に人気を集めています。
そんな小豆島に、新たな妖怪スポットが誕生!島のシンボルともいえる「小豆島大観音」の境内にあるカフェ「仏陀茶房Happy」のギャラリースペースにて、妖怪彫刻家・武本大志氏による「怪廊」展が開催されます。
「滝夜叉姫」が奥に控えるギャラリーには、大迫力の妖怪たちがズラリ。怖いけどちょっとかっこいい妖怪彫刻の世界へ、さっそく足を運んでみましょう!
高さが約60mあり、遠くからでもその姿を確認できる「小豆島大観音」。優美な立ち姿は、“世界一優しい観音様”とも称されています。大観音様の中には14,000体もの観音像が納められており、エレベーターで最上階までたどり着くと、お釈迦さまの歯が収められている場所を拝観できる、小豆島一の観光スポットとしても知られています。
お寺のテーマは「幸せ」であり、大観音様の足元にあたる場所にあるカフェ「仏陀茶房Happy」も、そのテーマを体現する場所。ゆっくりとくつろげる店内にはギャラリースペースが設けられており、今回の「怪廊」展の舞台にもなっています。
「怪廊」は、妖怪をテーマにさまざまな彫刻作品を生み出す作家・武本大志氏が、2023年11月まで小豆島の「大部港」の待合所に展示していた「境目」の作品を移設し、リプロデュースした企画展。「仏陀茶房Happy」のギャラリーの細長い回廊のような形を巧みに活用した展示となっており、まるで妖怪の世界へ誘われるような没入感が味わえるんです。
入り口に掲示されているのは、『とおりゃんせ』の歌。歌詞のとおり、奥で待つ「滝夜叉姫」には、モノノケの道を通らなければ出会うことができません。
「夜叉丸」や「風神」、「蜘蛛丸」、そして能面を被った「滝夜叉姫」。まるで来場者を待ち構えているように佇む彼らを見て、子どもたちは何を感じるのか。親子で感想を伝え合うのも面白いかもしれません。
もちろん、展示の前後に「妖怪美術館」を訪れるのもおすすめ!妖怪たちの醸し出す怪しい美しさに、子どもだけでなく大人も魅了されてしまうこと間違いなし!ぜひこの機会に、家族で小豆島を旅行してみてはいかがでしょうか?
<文=藤間紗花>
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