戦国時代といえば、歴史の授業で誰もが耳にしたことのある印象的な時代ですよね。武将の駆け引きに、戦術の進化、天下を取るために壮絶な戦(いくさ)が行われたのは、周知のところ。ロマン溢れる歴史にファンが多いのも納得です。
そんな戦国時代に、100年に渡り栄えた一乗谷の城下町全体がそのまま遺跡として残された「一乗谷朝倉氏遺跡」はご存知でしょうか?国の特別史跡に指定されて以来、50年以上にも渡り発掘調査と整備が行われ、出土品の多くが重要文化財などに指定されています。歴史ファンにはたまらないこの場所で、3月23日、24日に「一乗谷文化祭」が開催されます。
「一乗谷朝倉氏遺跡」ならびに唐門前広場で実施される「一乗谷文化祭」は、戦国時代当時の賑わいを現代に甦らせるべく開催されるイベント。ライブパフォーマンスに遺跡ライトアップ、当時の城下町をイメージしたお店などが集います。
特設ステージ「唐門舞台」 では、福井に伝わる伝統芸能を披露。ミュージシャンによるステージをはじめ、23日の夕方から夜にかけては、orange pekoe、mo mo×吉村勇作らのライブを幻想的な遺跡ライトアップとともに楽しめますよ。
ユニークなのが、戦国時代の町人に扮した人々も行き交う当時の城下町をイメージしたブース。福井県内の人気店が多数出店します。「谷の商店」では、漆器からとんぼ玉にガラス製品など、伝統工芸品から暮らしの道具まで幅広い品揃えを用意。
「谷の市場」では、その昔地域に食材が集まっていた歴史を踏まえ、採れたて野菜からお米、お菓子まで土地のおいしいが勢揃いします。「谷の台所」では、お蕎麦や海鮮丼、ぜんざいなどとっておきの福井グルメが大集合します。
さらにアクティビティも「谷のまなびや」で楽しめます。戦国時代の“まなびや”をヒントに、「フリースタイルフットボール体験」や「ホリタ文具によるワークショップ」など、家族で一緒にチャレンジできる体験を用意。遺跡から出土した文具や蹴鞠伝書の発見などにちなんだ催し物が開催されます。
なお、「もっと遺跡を身近に感じたい!」とご希望ならば、保存協会会長と巡る「遺跡ガイドツアー」や「遺跡クイズラリー」への参加もおすすめ。自分の目で見て知識を深めれば、もっと遺跡が好きになるかもしれません。なお、23日には併設する「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」の夜間開館も決定。ぜひこちらにも足を運んでみて!
<文=相川真由美>
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