江戸末期から今日まで東京(江戸)で作られ続け、世界的に愛されている「江戸切子」。ガラスの表面に繊細に入れられた切り込みが特徴で、光が反射した際にテーブルに浮かび上がる模様の美しさには誰もが魅了されます。東京・銀座の「東急プラザ銀座」では、「第6回 江戸切子桜祭り2024」が、3月29日から31日までの3日間で開催されます。
今回のテーマは、“江戸切子のある豊かな暮らし”。江戸切子の名工による作品が集う「江戸切子新作展」や、史上最大規模の「直売会」、職人に教わりながらカット体験ができるワークショップなど、江戸切子の魅力を堪能できるコンテンツが盛りだくさんで揃っているんですよ。
伝統工芸士から若手作家まで、さまざまな職人が魂を込めて切り出した名品が集う「江戸切子新作展」は、今年で開催36回目。優秀な作品には、“経済産業省製造産業局長賞”などの賞が与えられる由緒あるコンテストです。
会場には江戸切子の作品がずらりと並ぶほか、特設サイトでは訪れた人々によるWEB人気投票が開催されています。投票の結果人気No.1に選ばれた作品は、“藤巻百貨店賞”に選ばれるそう。ぜひ、来場前に特設サイトで作品を吟味して、お気に入りの作品に投票してみてください。
お気に入りの江戸切子作品を持ち帰りたいなら、直売会へ立ち寄ってみるのがおすすめ。30人以上の切子職人による、最新作・限定品・一点ものなど、特別な切子作品との出会いを楽しめますよ。
一口に江戸切子といっても、切り込まれた文様(もんよう)によって、雰囲気はまったく異なります。魚子(ななこ)や菊繋ぎなどのクラシックな文様だけでなく、現代的な文様を施した作品も登場するので、ぜひ一つひとつその目で鑑賞してみてください。
伝統工芸士や現役の職人たちから切子制作を学べる「江戸切子体験ワークショップ」も見逃せません。4種類から好みのガラス生地を選んだら、文様を下書きし、職人の手ほどきを受けながら削ります。所要時間は約15分で料金は3,300円〜程度。
出来上がった作品は持ち帰って実際に使うことも可能。少し不恰好でも、自分で切り出したガラスはいとおしく見えるはず。きっとますます江戸切子の魅力にハマってしまうはずですよ。
なお、ワークショップは当日受付での参加も可能ですが、例年は事前予約のみでほとんどの枠が埋まったそうです。興味のある方は、ぜひ公式サイトから事前予約してくださいね!
<文=藤間紗花>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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