北陸新幹線の延伸により、ますます盛り上がりをみせている福井エリア。観光キャンペーンも各種発表されるなど、「今年の春は北陸、行ってみようかな」なんて考えている人もいるはず。ならば、お花見のタイミングで一足先に訪問してみてはいかがでしょう。
観光名所のひとつ丸岡城では、誕生400周年を記念したプロジェクションマッピングナイト「NAKED 丸岡城プロジェクションマッピング 2024 ~ヒカリ結び特別篇~」を3月30日より開催。満開の桜とともに、幻想的な雰囲気をまとい浮かびあがる姿をじっくりと楽しめちゃうんです。
そもそも丸岡城は、本多成重を初代藩主として1624年に誕生した丸岡藩が築城したお城。1948年の福井地震で天守や石垣が倒壊し、消滅の危機に見舞われるも、町民の想いが実り約7年で再建。地域に根付いたお城として多くの人に愛されています。
そんな地域愛たっぷりの丸岡城で開催中の「NAKED 丸岡城プロジェクションマッピング 2024 ~ヒカリ結び特別篇~」では、「400年時代絵巻」をテーマに「丸岡城が語る400年時代絵巻」を上演。丸岡城自体が語り部となり、歴史やかつての城下町・坂井市の四季を時代絵巻風に魅せてくれますよ。
今回のイベントで丸岡城役に抜擢されたのは、福井出身の人気声優・蒼井翔太さん。どのような声色で演じてくれるのか、楽しみで仕方がないファンも多いはず。ぜひ現地へ足を運んで、自身の耳で確かめてみて!
なお、4月12日までは、期間限定の特別篇「丸岡城が語る400年時代絵巻」に加え、第1弾「伝説篇」、第3弾「平和の祈り篇」と過去作も交互に上演されるので見応えは抜群!4月13日からは特別篇のみなので、この機会をぜひお見逃しなく!投影される天守・北東側側面で待機しましょう。
さらに、かつての内堀「お天守前公園」では、同じくクリエイティブカンパニー NAKED, INC.(ネイキッド)が手がける「お天守前公園マッピング」も実施。人感センサー付きのインタラクティブアートが楽しめますよ。
キラキラと輝く波紋を踏むと魚が跳ね上がる「OCEAN」に、太鼓やほら貝を踏んでリズムを刻める「DJ」、季節が移り替わる小川と花の演出にうっとりな「FLOWER」、マップ上を泳ぐ鯉が坂井市の名所を案内する「おさかなMAP」まで、さまざまな光のアートが目白押し。ぜひ実際に体験して、アートの中に入ってみましょう。
なお、3月下旬から12月中旬までは、お城までの道が行灯120基の優しい灯りで照らされます。よ〜く見ると、手書きで一筆啓上の作品が並んでいることに気づくはず。同市高校生が手掛けており、躍動感溢れる文字が踊っているので、ぜひこちらもチェックを!
福井を訪れたのならば、越前がにや甘エビ、丸岡産おろしそばを頬張ることもお忘れなく。日中は名勝・東尋坊や越前松島などを訪問、夜は丸岡城マッピングで幻想的な世界を体験すれば、大満足の旅行になりそうですね。一日中楽しめる福井尽くしの旅。春のお出かけは福井に決まりですね!
<文=相川真由美>
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