夏には海水浴客で賑わう湘南の海(相模湾)に位置する「新江ノ島水族館」。広い館内は14のゾーンに分かれ、相模湾や太平洋などで暮らす生き物たちを身近に観察できます。オリジナルメニューを楽しめるカフェや、景色を眺めながらくつろげる「オーシャンデッキ」などもあり、親子で1日中楽しめるスポットです。今回は新江ノ島水族館で見られる展示や、体験・イベントの魅力を一挙に紹介します。
新江ノ島水族館とは?
「新江ノ島水族館(以下、えのすい)」は、江の島を望む相模湾に面した水族館です。自然の迫力を体感できる「相模湾大水槽」をはじめ、深海世界を貴重な展示で学べる「深海I・Ⅱ」、幻想的な「クラゲファンタジーホール」など、見る人を圧倒させる個性的な展示が特徴です。
えのすいは生き物や標本を見学するだけではなく、遊びながら学べるエデュテインメント(Edutainment)型の水族館。見て・触れて・体験できるイベントが豊富なので、小さな子どもでも楽しみやすい施設です。
そんなえのすいの今年のテーマは「Hopeful Enosui 希望に満ちる“えのすい”」。展示・ショー・体験プログラム・イベント開発にさらなる力を注ぎ、発見や感動体験を届けてくれるそうです。
・親子で楽しめる過ごしやすい水族館
えのすいには、親子で安心して楽しめる工夫がたくさんあります。授乳室やおむつ替えスペースをはじめ、車イスやベビーカーでも楽しめるように、エレベーターも完備されています。
トイレは海を意識した壁パネルが採用され、手洗い場の下にはバッグを置けるスペースも用意。女性トイレだけでなく男性トイレにもおむつ替えスペースがあるので、父子でも楽しめます。
海を眺めながらソファでくつろげるオープンエア空間「オーシャンデッキ」の近くには、プリントシール機やカプセルトイが設置されており、子どもを飽きさせない工夫が随所にみられます。近くにはオーシャンカフェもあるので、江の島・富士山・相模湾の景色を楽しみながら、親子でのんびり過ごしてもいいですね。
・展示やショーをさらに盛り上げる「えのすいトリーター」
えのすいでは「えのすいトリーター(ENOSUI TREATER)」が訪れたゲストを明るく迎えてくれます。えのすいトリーターとは、生き物を飼育(treat)し、お客さまをおもてなし(treat)する、えのすい展示飼育スタッフの新呼称なんです。
ゲストの案内はもちろん、美しい水槽の水質管理もトリーターの仕事のひとつ。水槽に浮いた油を取ったり、食べ残したエサを回収したりと、美しい水槽を維持するためのサポートも行っています。
海や川の生き物についてわからないことがあれば、気軽に近くのトリーターに相談してみましょう。水族館の楽しみ方がさらに広がるはずです。