旅のひとつの醍醐味といえば、自然が織りなす美しい風景。年に一度、約2ヶ月間しか見られない絶景が山形県・飯豊町(いいでまち)にもあるのをご存知でしょうか?
それが、山形県南部飯豊町で春の2ヶ月間だけ楽しめる「白川湖の水没林」。豪雪地帯であり、日本百名山にも選定される飯豊連峰から、大量の雪解け水が湖に流れ込み満水になることで現れる現象です。
シロヤナギの木々がまるで湖から生えてきたかのような姿となり、物語のワンシーンのような情景が目の前に広がります。田植えが始まると水位が下がり通常の林へと戻るため、まさに今だけ楽しめる絶景なんです。
ちょうど4月中旬から5月中旬にかけては“緑の水没林”が楽しめるタイミング。芽吹き始めたシロヤナギの鮮やかな新緑と、湖面に映った柔らかなグリーンが織りなす景色からは、生命の輝きが感じられます。カヌーツアーで木々の間を進めば、没入感たっぷりに自然を堪能できるでしょう。
さらに2024年は、4月20日から5月18日までの期間限定で「水没林ライトアップ」も実施。昼間とは異なる表情の水没林を楽しめます。暗闇に浮かび上がる木々と湖面に映る姿、どこまでも続く漆黒とのコントラストはまるで絵画のよう!
ライトアップは白川湖岸公園内の湖岸沿いで行われるので、気軽に観賞できます。期間中の土日とGW(4月27〜5月6日)は「水没林Bar」も初開催され、最高のチル空間を演出。湖畔からグラス片手に、ライトアップされた水没林を楽しめますよ。不定期で焚き火も開催されるので、タイミングが合えばラッキーですね。
なお、公園内にはオートキャンプ場も併設しているので、宿泊後にとくに朝方の水没林を観賞するのもおすすめです。車で約3分の「源流の森センター」では陶芸教室(500円)や森林ウォーク(無料)なども体験できるので、水没林観賞とともにアウトドアをめいっぱい楽しむのもいいですよ。
<文=相川真由美>
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