台北故宮博物院|中国文化の至宝を堪能する世界的博物館ガイド

あそびのジャンル
タグ

台北故宮博物館(National Palace Museum)は、台湾の台北市に位置する世界的に有名な博物館です。1949年に設立され、中国の歴史的・文化的遺産を保存・展示するために作られました。博物館は元々北京の故宮から多くの文化財が移転され、その後も台湾における重要な文化機関として位置づけられています。博物館のコレクションは、数世紀にわたる中国の美術品、工芸品、歴史的文物などで構成されています。

歴史的背景

台北故宮博物館の前身は、1912年に設立された中華民国の国立故宮博物院です。1949年、中国共産党が政権を握った後、国民党政府は故宮の文化財を台湾へ移転させ、台湾での文化保存を目指しました。これにより、台湾の故宮博物館が誕生しました。現在、博物館には約70万点以上のコレクションがあり、特に中国古代の青銅器、陶磁器、絵画、書道などが多くの注目 を集めています。

施設の魅力

台北故宮博物館は、世界中の観光客や学者にとって、必見の文化財の宝庫です。その魅力は、多岐にわたるコレクションの中に息づく中国の歴史と文化にあります。ここでは特に注目すべきいくつかの芸術作品や展示を紹介します。

清朝の名作「翠玉白菜」

「翠玉白菜」は、故宮博物館のシンボル的存在であり、その名は知らない人はいないほどです。この彫刻は、緑色の玉で作られており、白菜と虫を表現しています。白菜は繁栄や豊かさを象徴し、虫は食べられないことを意味します。この作品は、中国文化における豊穣の象徴であり、多くの訪問者がその精巧な造りに驚嘆します。

陶磁器コレクション

台北故宮博物館には、数千年前の陶磁器から明清時代の美しい器まで、さまざまな陶磁器が展示されています。特に青花(せいか)や景徳鎮の作品は、優れた技術と美しさで知られています。これらの器は、当時の生活や文化を知るための貴重な資料として、訪問者に感動を与えます。

書道作品

書道は中国文化の重要な一部であり、台北故宮博物館には多くの有名な書道作品が展示されています。王羲之や楊凝式などの名家による作品は、その技術と表現力の高さから、書道ファンにとって必見です。

アクセス

MRT士林駅からバスで約15分

滞在時間

約2〜3時間が目安

周辺情報

士林夜市

士林夜市は台北の有名な夜市の一つで、地元のグルメやショッピングを楽しむことができます。博物館を訪れた後、夜市で台湾のストリートフードを堪能するのも良いでしょう。

陽明山国立公園

陽明山国立公園は、自然豊かな環境でハイキングや温泉を楽しむことができるスポットです。故宮博物館の訪問後に、自然の中でリフレッシュすることができます。

 

  • 1

おすすめ特集

アソビュー!限定企画

アソビュー!公式SNS