4.洞窟風呂が自慢の隠れ宿「川の家」
温泉街のトンネルを抜けると目の前に表れ、養老川の川瀬にひっそりと建つ小さなお宿「川の家」。建物のすぐ横が川になっていますが、流れはゆるやか&静かなのでご安心を。天然温泉は、自噴する同宿専用の源泉から引いた養老渓谷名物の黒いにごり湯を採用しており、入ればたちまち身体をほぐしてくれます。
独特なフォルムの洞窟風呂は、ほどよく薄暗くちょっとした探検のような感覚でお湯を楽しむことが可能。レトロな雰囲気もあいまってタイムスリップしたような気分にも。川を望む内湯は時間交代で男女入れ替え制となり、貸切風呂も楽しめます。泉質は含沃素重曹泉。神経痛や打撲に冷え性、骨折、リウマチに効くとされています。
なお、黒湯は角質が取れると言われるだけあり、同宿の温泉は美肌の湯としても知られています。そのため、女性の利用客も多く訪れる人気のお湯です。また、侘び寂びを感じるロケーションも相まって、温泉好きをうならせるスポットとして有名です。
5.コーヒー色の黒湯に身を委ねてポカポカに「嵯峨和」
「嵯峨和」のお湯は、ヨード分が豊富な養老温泉名物の黒湯。深さ200mから毎日届くコーヒー色の湯は、とろっとした湯あたりが特徴です。神経痛・筋肉痛・五十肩・疲労回復・火傷など、数ある効能の中でもとくに美肌効果に優れています。
また、療養泉としても認定も受けており、体調を整えるのにぴったり。美肌効果に関しては黒湯の温泉に入ってすぐに効果が体感できたとの声も多いとのこと。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉。
なお、「日帰り温泉付きプラン」(1,210円〜)も用意しており、食事利用で温泉入浴料がサービスとなる嬉しい特典付き。ぜひ賢く利用したいところ。同宿では、しし鍋が名物。ランチや温泉利用で訪れたならば、「しし鍋定食」(1,870円)を迷わずオーダーしましょう。なお宿泊の場合はディナーは旬のたけのこや山菜をはじめ房総の美味しいが勢揃い。特製ダレでいただく「しし鍋」は絶品です。
週末にサクッと日帰りで楽しむならば「養老渓谷温泉郷」で決まり!
アクアライン「海ほたるPA」から車で約45分、電車ならば東京駅からレトロな雰囲気の「小湊鐡道」を利用し約2時間と小旅行気分も味わいながら訪れられる「養老渓谷」。美人の湯として有名な、豊かな大地から湧き出す黒湯に浸かれば、お肌もツヤツヤしっとり、身体も心もリフレッシュできます。
宿泊したくなったら、そのままお宿へ直行。都心から近いからこそ、気兼ねなく日帰りや1DAYステイが楽しめるのも強みです。紅葉シーズンに訪れるのもよし、菜の花の黄色い絨毯が車窓から楽しめる春に来るのもよし、温泉だけでなく、アクティビティも含めて予定を立ててみるのもいいでしょう。川沿いの遊歩道は、清流を間近に感じられるベストスポット。ぜひ、温泉後のクールダウンに訪れてみて。
養老渓谷へのアクセス
養老渓谷までは公共交通機関でも自家用車でもアクセスが便利です。特に鉄道利用がおすすめ。「小湊鐡道」はクリーム色のレトロな電車に揺られながら、車窓から四季の景観を愛でられると評判です。養老渓谷へと繋がる田園風景の中を走る電車で、一度は体験してみたい移動手段のひとつ。乗ることを観光の目的としている人も多いほど人気です。本数はそこまで多くはありませんので、時間に余裕をもった利用をしましょう。
(※2017/11/30に公開した記事を再編集したものです。掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式HPでご確認ください)