東京都文京区の「Spa LaQua(スパ ラクーア)(以下、スパ ラクーア)」は、後楽園駅を出てすぐの場所にある、東京ドームシティの温浴施設。天然温泉を使ったお風呂に本格的なサウナのあるスパゾーン、多彩な岩盤浴が揃ったヒーリング バーデ、レストラン&カフェ、リラクゼーションスペースなどがあり、1日たっぷりと癒しの時間を過ごせます。今回はスパ ラクーアでぜひ利用したい施設から館内での過ごし方、新設されたばかりのサウナまで、魅力を余すところなくレポートします。
スパ ラクーアとは?
スパ ラクーアは、東京ドームシティ併設の複合商業施設「LaQua(ラクーア)」ビルの5階から9階を使った都市型温浴施設。受付はスパ ラクーア専用エレベーターで行ける6階にあります。
都心部の中心に位置しており、最寄り駅である後楽園駅から徒歩約1分という立地は非常に便利!休日のお出かけだけでなく、仕事帰りにも気軽に立ち寄りやすいのが特徴です。
短時間でお風呂とサウナだけ楽しめるのはもちろん、食事やお昼寝を挟みながらゆっくり滞在する過ごし方も可能。館内着も用意されていて、女性の場合は色や柄に加えて、ワンピースにカーディガン、カシュクール、丈長のプルオーバーとバリエーションが豊富。生地も異なるので、好みのタイプを選べるのがうれしいところです。
長時間滞在するなら、南国リゾートの雰囲気を味わえる「ヒーリング バーデ」にぜひ行ってほしいです。プールサイドの寝椅子、ヤシの木に茅葺の東屋と、都心に居ながら海外リゾートにいるような心地を楽しめます。
お風呂や岩盤浴でリフレッシュした後にここでうたた寝すれば、バリ島で休日を過ごしているような夢を見られそうですね!
スパゾーンのサウナは、女湯が(ミストサウナ1つを含み)3種類、男湯にいたっては4種類という驚きの充実度!
サウナに関しては、とくに男性からの支持がとても多いのが特徴です。施設の前身が男性専用のサウナ店だったこともあり、今のサウナ人気以前からサウナには強いこだわりが詰まっているのです。
さらに2023年春には、プライベートサウナである「サウナラウンジ レントラ」も登場しました。
スパ ラクーアのスパゾーンで温泉を120%楽しもう!
スパ ラクーアに入館したら、脱衣所に移動してタオルと館内着を受け取りましょう。くつろぎスペースや岩盤浴がある「ヒーリング バーデ」も利用する場合は、専用ウェアと岩盤浴用大判タオルを受け取ります。
脱衣所で使用するロッカーキーのリストバンドは入館時に渡されます。このキーを自分の番号のロッカーに近づけるだけで鍵の開け閉めができるので、非常に便利!退館時にはこのキーを使って清算するので、無くさないよう滞在中は常に身につけておきましょう。
ロッカーは縦に長いタイプで、ワンピース、コート、パンツスーツで来てもシワになりにくいのがうれしいポイント。
脱衣所のアメニティも充実していて、とくに女湯のパウダールームには、パリの老舗フレグランスメゾンとコラボした「デタイユ・ラ・メゾン」をはじめ、複数のブランドの化粧水や乳液が設置されています。
脱衣所から浴室に移動するには、途中で2枚のドアを通ります。この中間スペースで体を拭いたり、フリースペースの棚にバスタオルを置いたりできます。
洗い場のシャンプー・ボディーソープ類も複数の種類があり、こちらにも「デタイユ・ラ・メゾン」を用意!髪を洗う時も優しいラベンダーの香りで贅沢な気分に浸れます。
ここからは、スパゾーンにあるお風呂の詳細を詳しく紹介します。
・半身浴もできる内湯の「天然温泉」
最初に紹介するのは、内湯の中央に位置する広めの天然温泉浴槽。温泉の泉質はナトリウムー塩化物・強塩温泉で、色は濁りのない濃い黄褐色。地下1,700mから汲み上げていて、古代海水に由来する天然温泉です。ひとたび入れば体がとても温まりますよ。
内湯の浴槽は左右に大きく浅い部分が作られていて、全身浴だけでなく半身浴もしやすいように工夫されているのもポイント。成分が濃い温泉なので、体に負担をかけすぎて湯あたりしないように気を付けて入りましょう。
なお、広い温泉浴槽の隣には、天然温泉に酸素を注入した「シルキーバス(酸素泉)」もあります。こちらは柔らかい肌触りの湯で、保湿効果がより高くなっているのが特徴です。
・女湯限定の足湯「ハイドロフット」
「ハイドロフット」はただの足湯ではなく、下から気泡が上ってくるので足裏にほどよい刺激を受けられます。プチプチと足裏に引っ付く新感覚は、足湯の心地良さとあいまって思わずハマってしまいそう!
正面にはテレビモニターがあるので、テレビを見ながらゆっくりくつろぎたい時にもおすすめ。サウナと水風呂の後に、足だけ軽く温めたい時にも便利ですよ。
・圧注浴式の座湯「バブルピット」
「バブルピット」は圧注浴タイプの座湯です。女湯は5人、男湯は3人並んで同時に使用でき、背面のノズルから噴出されるお湯で背中や腰などをマッサージできます。女湯は正面に三角形の窓があり、その下に石のモニュメントが飾られていて、アート空間のような雰囲気も楽しめます。
・大人数でもゆったり入れる「露天岩風呂」
露天風呂エリアにある岩風呂は、38℃とぬるめの温度に設定されているのが特徴。広いスペースなので、家族や友達と一緒に訪れても入りやすいのがうれしいですね。
温度が低いのでつい長湯をしがちですが、濃度が濃い強塩泉であることを忘れずに!あまり長湯はせず、時々出て涼みながら入浴しましょう。
・美しい濁り湯「ミルキーソーダ」
露天岩風呂の向かいにある檜の浴槽は「ミルキーソーダ」。炭酸泉と酸素泉のお風呂です。
内湯のシルキーバスとの違いは、シルキーバスが天然温泉に酸素を入れているのに対し、露天風呂のミルキーソーダは炭酸泉に酸素を入れています。こちらも岩風呂と同様に38℃前後とぬるめの温度設定なので、長時間入ってものぼせにくいのが特徴です。
そしてなにより、この浴槽は色がとてもきれい!うっとりするようなパステルカラーの白濁湯は、見た目のリラックス効果も高いのです。とにかく人気のお風呂なので、空いていたら真っ先に入ってみることをおすすめします。
・熱めの温泉が好きなら「屋根付き露天風呂」へ!
露天風呂エリアの一番奥には、屋根が付いた長方形の浴槽があります。こちらも天然温泉で、岩風呂と比べると温度が42℃前後と熱めに設定されています。ほかのお風呂と比べて奥まった場所にあるので人が少なく、意外な穴場スポット。熱めのお風呂が好きな人にもぴったりですよ。