スリル満点の沢登り&水遊び!美しい大自然の渓谷へ
中国地方では大山に次ぐ高さの氷ノ山(ひょうのせん)。ゆるやかな尾根や深く急な谷など変化に富んだ地形が特長的です。そんな氷ノ山を楽しむ施設「氷ノ山自然ふれあい館 響の森」では、山の自然や文化を今に伝えるため、山中で暮らす生物の情報や本物そっくりのブナ林のジオラマ、標本作成の方法など、自然を学ぶための展示がずらり。さらに、野外活動の一環として、登山やキャニオニングなども行っています。今回は、そんな中からシャワークライミングをご紹介。
シャワークライミングとは、簡単に言うと沢登りのこと。下流から上流に向かって進むスリルでエキサイティングな渓谷の遊びです。今回訪れたのは「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選出されている氷ノ山の「諸鹿(もろが)渓谷」。ウエットスーツにライフジャケット、ヘルメットに専用シューズをがっちり装着していざ渓谷へ。今回は、「響の森」の館長・高橋さんにガイドいただきながらの挑戦です。
氷ノ山のマイナスイオンをたっぷり浴びながら、美しい沢の水を楽しむのがこちらの醍醐味。透明度が高く冷たい水は、夏の時期は本当に最高です。「装備自体が暑く感じる人もいますが、どれだけ暑くても沢の水に長時間浸かれば想像以上に体は冷えます」と高橋さん。
場所によっては、ロープを使って滝を登ったり、淵を泳いだり、さらには滝へダイブしたりと遊び方は色々。ただし、基本は下流から上流に向かって進んでいくため、体力の調整が必要です。
全てが自然のアトラクションのため、経験豊富な高橋さんでも苦戦することもあるそうです。だからこそ楽しい!のだとか。
上流のゴール地点では、何にも代えがたい達成感に満ち溢れ喜びもひとしお。沢の水と戯れながら、普段では絶対に体験できない大自然とのふれあいがたっぷり味わえます。初めての人でも存分に楽しめるため、カップルや仲間達と夏のアトラクションをお考えの方は、ぜひとも挑戦を!