28.赤城神社
神楽坂のすぐそばにある「赤城神社」は徳川幕府によって日枝神社、神田明神とともに「江戸の三社」と称されていた場所です。赤城神社の御祭神は、殖産興業・厄難消除・学問芸術の神「磐筒雄命(いわつつおのみこと)」と、女性の参拝者の願いを叶えてくれるとされる神様「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」。縁結びにもご利益があると言われています。
また、社務所の隣にカフェが併設されているほか、上階にマンションが建設されていて近代的。2009年から始まった「赤城神社 再生プロジェクト」の一環で、現在のスタイルになりました。さらに落語が楽しめる「あかぎ寄席」や、新鮮野菜や絵、アクセサリーなどが並ぶ「あかぎマルシェ」などユニークな催しが定期的に開催されています。
29.松陰神社
「松陰神社」は大河ドラマ「花燃ゆ」でも脚光を浴びた武士・吉田松陰が祀られています。松陰が安政の大獄で刑死した4年後の1863年、高杉晋作や伊藤博文など松陰の門下生により、吉田松陰をはじめ頼三樹三郎や小林民部、来原良蔵、福原乙之進などがこの地に改葬されました。現在も多くの参拝客が訪れ、墓所の前で手を合わせています。
また、敷地内にある高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋らを輩出した「松下村塾」は現在も見学可能です。さらに松陰の50年祭に際して寄進された26基の燈籠にも注目。伊藤博文や木戸孝正、山縣有朋、桂太郎、乃木希典、井上馨、青木周蔵など、日本の近代化に貢献した政治家や軍人の名前が刻まれています。
30.下谷神社(したやじんじゃ)
730年に創建された「下谷神社」は、下谷稲荷社や下谷稲荷明神社とも呼ばれた都内最古の稲荷神社です。東京メトロ銀座線の「稲荷町」の名前はこの神社に由来すると言われています。
下谷神社は水に関連する職業にご利益があると言われるパワースポットです。また、過去を水に流すように何かを清算するといった新たな門出にも良いとされています。
見どころは日本画家・横山大観が描いた社殿の天井画です。縦174cm、横296cmと天井一杯に描かれた迫力満点の龍の絵が鑑賞できます。こちらの龍の絵は絵馬や御朱印帳にもデザインされていますよ。また、寄席発祥の地としても有名です。現在も定期的に落語会などが開催されています。