13.小平神明宮
東京都小平市にある「小平神明宮」は「しんめいさま」の名称で地元民に親しまれています。荒地の開墾のため移り住んだ人々の心の拠り所として創建されました。青梅街道から鳥居を抜けた先にある100m余りの厳かな参道には、ケヤキやエノキ、ムクノキなどの広葉樹が植えられています。
主祭神は万物の神でもある天照大神です。ほかにも天満宮や天王宮、愛宕社など計12社、15座もの神々が祀られています。また、小正月に行われるどんどやきは多くの観光客で賑わいます。旧年中のしめ縄や門松飾りなどを集めて「どんど」と呼ばれるやぐらを組み、どんどが燃えておこった炎とともに正月の神様を送り出すお祭りです。参拝客に配布されるまゆ玉餅を食べると、1年無病息災に過ごせると言われています。
14.武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)
「武蔵御嶽神社」は青梅市の御嶽山(みたけさん)山頂に鎮座しています。修験道のご本尊・蔵王権現(ざおうごんげん)を勧請し、神仏習合霊場として発展しました。ヤマトタケルの使いの役目を果たした狼を「おいぬさま」として祀る狼信仰の場所として知られ、犬を連れた参拝者が多いのも特徴です。犬用の手水や愛犬祈祷、犬のお守りなどが販売されています。さらに犬も歩ける遊歩道が整備されているほか、参道にはペット同伴が可能な店もありますよ。
標高約929m御嶽山は春や秋にはハイキングスポットとしても人気です。ケーブルカーもありますので、気軽に参拝できます。体力に自信がある方は奥の院を目指してみてください。樹齢350年巨大な杉や滝修行の場、ロックガーデンなどがありリフレッシュできますよ。
15.大國魂神社
東京都府中市を代表する「大國魂神社」は、明治神宮・東京大神宮・日枝神社・靖国神社と並ぶ格式高い「東京五社」の1社です。毎年5月5日には関東三大奇祭のひとつ「くらやみ祭」を開催。市外からも毎年多くの観光客が訪れます。
大國魂神社の創建は111年頃。当時暮らしていた住民が武蔵国の守り神として大國魂大神を祀ったのが始まりと言われています。さらに小野大神や小河大神、氷川大神、秩父大神、杉山大神など武蔵国の主要神社の神々がすべて祀られているのも特徴です。多くの神様を祀ってあることから、パワースポットとしても人気があります。
本殿や末社のほかにも、境内にそびえ立つ樹齢900年のケヤキのご神木や樹齢1,000年のイチョウのご神木も見どころの1つ。自然が持つエネルギーを感じられますよ。