成田山書道美術館とは?
成田山書道美術館は、年に1,000万人もの参拝者が訪れる人気パワースポット・成田山新勝寺の境内に広がる成田山公園の景勝地に建つ美術館です。興教大師の850年御遠忌を記念して、1992年に開館しました。成田山文化財団によって運営されています。
ここは、全国でも珍しい書の総合専門美術館。江戸末期から現代まで、余りにも近いが故に見過ごされ、埋もれがちな 近代日本の書作品や資料を収蔵。その数、約6,000点。近現代の書蹟の収蔵では質量ともに群を抜いており、これらを生かした、展示・普及・研究活動が行なわれています。また、地域の方や書に親しみのない方でも楽しめるよう、絵画や工芸など他の分野の展示も併せて行なっています。
展示内容について
四季折々の景観を楽しみながら、美術館の扉を開けると、目に飛び込んでくるのが拓本です。とても大きく圧倒されます。
展示棟1階は吹き抜けになった中央プラザをもつ企画展示室です。高さ13メートルの壁面と広い空間を使った多彩な展示を行っています。また2階の常設展示室は、吹き抜けに沿った回廊式のギャラリーとなっています。
収蔵作品の中心は江戸時代末期から現代まで。近代日本の書作品を広い視野から収蔵、テーマを変えながら年間6~7回展示を行なっています。
絵画や彫刻などと比べると、まだまだ発展途上とも言える書を様々な切り口で紹介。楽しくわかりやすく学べる展示となっており、書道を嗜んでいる方にはもちろんのこと、書道にあまり親しみのない方でも、興味深いラインナップとなっています。
さらに、書を含む美術全般に目を向け、美術館の施設を生かした複合的な展示に積極的に取り組んでいるのもポイントです。絵画や工芸など他の分野の展示も併せて楽しめますよ。
周辺には趣あふれる散策スポットも
水琴窟
美術館のすぐ前にある「水琴窟」は、成田山公園の人気スポット。ぜひ立ち寄ってみてください。溢れた水が下に埋められた常滑大甕(とこなめ おおがめ)の中に落下すると、その音が四方に反響し、名琴の音を響かせます。しばしの間、耳を傾けてみましょう。
成田山新勝寺
成田山新勝寺は、江戸時代から「成田のお不動様」と呼ばれ、親しまれてきた真言宗智山派の大本山です。近年はパワースポットとしても全国的に知られており、年間1,000万人の参拝者が訪れています。釈迦堂、仁王門、三重塔などの重要文化財も有しており、見どころが満載のスポットです。
紅葉やイベントとあわせて書を嗜む
紅葉の名所・成田山公園では毎年11月に成田山公園紅葉まつりが開催されています。
また成田山書道美術館では、お祭りのさらなる定着と地域文化の振興を図るため、 2009年から「クラフト展―手仕事いろいろ―」を開催。期間中は、2階研修室に様々なジャンルのアーティストによる作品が勢ぞろいします。さらに、実演やワークショップも多数開催されますよ。出店者は毎年公募されていますので、興味がある方は公式サイトをチェックしみては。
料金と割引クーポンについて
入館料
- 大人 500円(350円)
- 高・大学生 300円(200円)
- 小・中学生 無料
※カッコ内は団体料金
入館料金最大150円OFF!オトクなチケットも
アソビューチケットでは、入館料が最大150円OFFで販売されています。購入方法は、スマホで事前に購入するだけと至ってシンプル。使用時は受付でスマホを提示するだけで楽々入館できますよ。平日・土日祝問わず、オトクに成田山書道美術館を楽しめます。
アソビューチケット料金
- 大人
500円→ 350 円(税込) - 大学生・専門学校生
300円→ 200 円(税込) - 高校生
300円→ 200 円(税込)
※15歳未満無料
アクセス(バス・駐車場)
公共交通機関を利用する場合
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JR「成田駅」・京成「成田駅」下車 徒歩約25分、またはタクシー
車を利用する場合
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東関東自動車道、新空港自動車道の成田ICから約6分
無料駐車場も完備!
車で訪れる場合は、施設に駐車場があるので、そちらが利用できます。なお、収容台数が10台と少なめですので、注意してください。
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