1200年の昔から栄えた京都には、無数の神社仏閣があります。都となるより昔からある神社や、時の権力者が開いた寺などそれぞれに歴史があり、見どころたっぷり。京都に来たらまずはおさえておきたい神社・仏閣を20スポットご紹介します。
京都(中心部)の神社・仏閣4選。
1.北野天満宮
土地の人々から「北野の天神さん」「北野さん」と親しみを込めて呼ばれている北野天満宮は、菅原道真を祭神とする神社。学業にご利益があるとして、受験生やさまざまな試験を控えた人が全国からお参りに訪れます。冬から春にかけては梅、秋は紅葉の名所としても知られています。本殿は国宝で、慶長12(1607)年に豊臣秀頼が造営した豪華絢爛なつくりです。
2.晴明神社
晴明神社は平安時代の陰陽師、安倍晴明の屋敷跡につくられた神社です。平安京の端、死者が蘇るといわれていた一条戻橋のたもとにあります。境内にある五芒星は、「晴明桔梗」とよばれ、陰陽道での祈祷呪符のひとつで、ご利益は魔を払う陰陽師・晴明にちなみ魔除けや厄除けなど。近年ではフィギュアスケーターの羽生結弦選手が「SEIMEI」というプログラムで演技をする際に参拝したことでも知られ、ファンの聖地になっています。
3.下鴨神社
下鴨神社の歴史は京都の中でもずば抜けて古く、創建は紀元前であると伝わっています。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」です。京都三大祭りのひとつ、葵祭の舞台にもなっていて、祭の行列が森の中の参道「糺(ただす)の森」を練り歩きます。楼門の手前にある「相生社」は縁結びのパワースポットとして多くの女性に人気です。