5. 北方領土の歴史が学べる根室のおすすめ資料館「北方館」
「北方館」は岬公園の中にある、北方領土返還要求運動の始まりの地です。施設内では北方領土問題の状況や歴史的な背景、北方領土に生息する動物の剥製などが展示されており、見物することが出来ます。隣接している「望郷の家」では、戦前の島民の生活関連資料や島々における街並み、住居表示を祈り込んだ地図などを展示しています。北方領土がすぐそばにある根室ならではの資料館です。
6. 根室の広大な砂州が一望できる「春国岱」
風蓮湖と根室湾を隔てる砂州「春国岱（しゅんくにたい）」。今までの歴史の中で人の手がほとんど加えられていない広大な砂州です。数千年の長い年月をかけ現在のような地形ができたこと、砂でできた島に草木が生え海岸とは思えないような景色を作り出したこと、また市街地から離れていないのにほとんど手付かずの自然が残されていること、これら3つの要素が交じり合い「春国岱」は別名「奇跡の島」といわれています。
5～7月頃に咲くピンク色の綺麗な花「ハマナス」の群落を見れる他、砂丘に自生する日本唯一のアカエゾマツ林も見所のひとつ。大自然が織り成す広大な砂州へぜひ一度訪れてみてください。
7. 希少動物が生息！根室の自然豊かな島「ユルリ島・モユルリ島」
断崖に囲われた無人島「ユルリ島・モユルリ島」。「ユルリ島・モユルリ島」は根室市の昆布盛海岸からすぐの島で、自然が豊かな島として人気のある観光スポットです。海鳥の繁殖地としても知られており、1963年（昭和38年）に北海道の天然記念物に指定されました。トピリカやチシマウガラスなど希少な動物が生息している他、ユルリ島には野生馬が生息しているので世界的にみても非常に珍しい生態系を保っています。
ユルリ島もモユルリ島も立入りは禁止。直接上陸はできませんが、根室市落石漁港から出港しているクルーズ船に乗れば、手つかずの大自然を間近で観賞できます。
8. 根室で雄大な海を眺めるなら！「落石岬」
北海道3大秘岬に数えられる「落石岬（おちいしみさき）」。根室で人気のある観光地のひとつです。太平洋に突き出した岬では雄大な海を臨める他、6月には特別天然記念物であるサカイツツジを楽しむこともできます。かつては無線通信局があり、北米航路を航行する日本船籍の商船にとっては無くてはならないものでした。現在は車両の乗り入れも禁止されており、「落石岬」の先端へ行くには車止めに駐車して、2km程度の木道を歩いていくことになるのでご注意ください。
9. 根室の潮干狩りスポットとして有名な大きな沼「温根沼」
2001年に日本の重要湿地500に選出された「温根沼（おんねとう）」。アイヌ語で「大きな沼」という意味があります。アサリやホッキ貝を取ることがでる潮干狩りスポットとして有名。夕日や朝日が綺麗なことでも知られており、写真好きな方にも人気スポットのひとつです。また、オオハクチョウやタンチョウなどの渡り鳥がやってくるのもポイント。根室を代表する観光スポットなので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
