ペンギンたちがのびのびと暮らす「水の回廊」
「水の回廊」では、ペンギン、カワウソ、セイウチといった水の生きものたちと出会えます。また、ペンギン散歩やセイウチのショーが行われるのもこちらのコーナーです。
水中をすいすいと泳ぐフンボルトペンギン。二人で泳いで仲がよさそうです。
気持ちよさそうに水中を泳ぐペンギンたちの横で、日陰となる小部屋に入り休息をとるペンギン。人に慣れているのか、写真を撮っている間もずっと近くに寄ってきてくれました。
ぴったりとくっつきながら眠る2匹のカワウソ! その無防備な姿に思わずキュンとしてしまう筆者。か、かわいすぎる……。
日向ぼっこをするゴマフアザラシ。普段は目にできない生きものたちの自然な姿を見ることができます。
あの“ダイオウグソクムシ”に会える「へんな生きもの研究所」
「水の回廊」のすぐ隣にあるのが、「へんな生きもの研究所」。その名の通り、不思議な生きものたちが数多く暮らすコーナーです。
こちらの見どころは、何といっても「ダイオウグソクムシ」。一時期、ネットで話題となったものの、実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
はい! こちらが本物のダイオウグソクムシです! 大変失礼ながら、今まで筆者はちょっと気持ち悪い生物だと勝手に想像していました。しかし、実際の姿を目にすると、意外とかわいいことが判明。それどころか見ているだけで癒しすら感じます。ダイオウグソクムシさん、今までひどい誤解をしていてすみませんでした!
また、ここではダイオウグソクムシ以外にも変わった生きものがたくさん暮らしています。
なにより、それぞれの紹介文がおもしろすぎます。このように小さな部分にも楽しみが隠れているので、何時間いても飽きることがありません。
極寒の世界を再現した「極地の海」
「極地の海」では、ラッコやイロワケイルカなど、極寒の世界で暮らす生きものたちと出会えます。
水槽の中でスイスイとラッコが泳いでいます。上向きに泳いでる姿になんとも癒されます。
白黒の模様が特徴的なイロワケイルカ
仲良く遊ぶ姿が微笑ましいバイカルアザラシ。
流氷の天使と呼ばれる、クリオネもいますよ。
日本で唯一のジュゴンが暮らす「人魚の海」
さて、こちらは人魚伝説のモデルとなったジュゴンが暮らす「人魚の海」。実はこのジュゴン。日本で見られるのは、ここ鳥羽水族館だけ! 来館した際は、必ず訪れるようにしましょう。
ひたすら海草をムシャムシャ頬張るジュゴンと、その周りをスイスイと泳ぐ魚たち。ゆっくりと時間が流れる空間を目の前にしていると、まるで別世界にいるような感覚になってきます。
泳ぐ姿は、まさに私たちがよく知る人魚そのものでした。