上野東照宮(重要文化財)
徳川家康、徳川吉宗、徳川慶喜が祀られている「上野東照宮」は、1627年に、徳川家に仕えていた藤堂高虎によって造営されました。
国指定の重要文化財は5つ。外壁に豪華な彫刻が施された「本殿」は、「金色殿」とも呼ばれています。昇り龍、下り龍の彫刻がある「唐門」や、動植物が色鮮やかに生き生きと描かれた彫刻が美しい「透塀」も必見です。そのほか、全国の諸大名から奉納された全48基の「銅灯篭」や、関東大震災で少しも傾かなかったほど頑丈な「大石鳥居」など、見どころ満載です。
旧寛永寺五重塔(重要文化財)
「寛永寺」は1698年、現在の「上野公園大噴水」の場所に建立されました。その後、戊辰戦争によって消失し、現在の恩賜上野動物園内に位置する五重塔のみが残されました。
国指定重要文化財である「旧寛永寺五重塔」は、1631年に建てられたものが1639年に再建されたものです。
国立科学博物館
「国立科学博物館」通称「かはく」は、自然科学と社会教育の振興を目的として設立された博物館です。また、独立行政法人国立科学博物館によって運営されている国内唯一の国立博物館でもあります。忠犬ハチ公や、絶滅したとされるニホンオオカミ、ジャイアントパンダの剥製や月の石など、約400万点もの豊富な展示量が魅力です。
国立西洋美術館
1959年、実業家松方幸次郎の「松方コレクション」をベースに設立された国立美術館が「国立西洋美術館」です。印象派など19〜20世紀の絵画、彫刻を中心としたモネの「睡蓮」や、ロダン「考える人」などが所蔵されています。国立西洋美術館の設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエによるもので、2007年に国の重要文化財に指定されました。
東京都美術館
1926年、日本で最初の公立美術館として誕生したのが「東京都美術館」です。公募展や、マスコミとの共催による企画展を主に開催しています。
上野の森美術館
西郷隆盛像の近くにある「上野の森美術館」は、1972年にフジ産経グループによって設立された私立美術館です。海外の美術館の所蔵品を借り受けての特別展や、公募展が随時開催されています。
恩賜上野動物園
「上野恩賜公園」内にある「恩賜上野動物園」は、1882年に開園した、日本で最も古い動物園です。ジャイアントパンダの「リーリー」と「シンシン」が有名ですが、そのほかにもニシローランドゴリラやスマトラトラ、オカピ、コビトカバなど、希少な動物が多数展示されています。500種を超えるとされる飼育動物の種類は、東山動植物園についで日本で2番目に多く、年間入場者数では日本一です。
下町風俗資料館
駄菓子屋、銅壺(どうこ)屋の長屋、商家など、大正時代の東京下町の町並みを再現した「下町風俗資料館」では、当時の人力車や電話ボックスなど、実際に使われていた道具が展示されています。
紙芝居などのイベントや企画展も開催され、ベーゴマやけん玉など、昔の遊びが体験できるコーナーもあります。