山下公園は横浜港の美しい景色を見ながら散策できることもあり、多くの人に親しまれている人気観光スポットです。知っているけれど行ったことがない方、最近あまり行っていないな、という方にこそ知ってほしい、山下公園の魅力について詳しくご紹介します!
海を埋め立ててつくった山下公園
横浜港が開港したおよそ150年前は、山下公園は存在していませんでした。今はイチョウ並木が美しい「海岸通り」が海に面している通りで、海から見るとすぐ洋館が立ち並んでいるのが見えていました。写真の通りの右側はすぐ海だったのです。
それが変わったのは大正12(1923)の関東大震災。横浜のおよそ8割の建物が被災したとも言われているほど、街は壊滅的な被害を受けました。あたりが瓦礫の山で埋め尽くされ、それを整理するためにやむを得ず海に大量の瓦礫が投棄されました。
震災復興事業の一環として横浜の街に公園を作ることになり、海の正式な埋め立てが開始。昭和5(1930)年に海に面した海岸公園として山下公園が完成しました。
それから約85年あまり、山下公園は横浜市民の憩いの場としてだけでなく、多くの観光客が訪れる人気観光スポットになっています。横浜でデートするカップルにも定番のスポットで、色褪せない人気を誇っています。