食べ歩きするなら知っておきたい!ミニラーメンの存在。
新横浜ラーメン博物館で現在楽しめるラーメン店は全部で9店舗。すべてのラーメンを食べて回るのは流石にきついものです。そんな時に知っておきたいのが、ミニラーメンの存在。新横浜ラーメン博物館では、食べ歩きを楽しむ方のためにミニラーメンが用意されています。サイズはお店によって異なりますが、だいたいレギュラーサイズの3/5ほどのサイズ感です。
ドイツが産んだ家系ラーメン?!無垢-muku-ツヴァイテ
まず最初に訪れたのは、ドイツで産声を上げた海外製ラーメン「無垢-muku-ツヴァイテ」。
無垢-muku-ツヴァイテの1号店はドイツ・フランクフルトにあり、今から6年前にオープンしました。今ではヨーロッパ中から評判を聞きつけて訪れる人が後を絶たない人気店へと成長しています。
そんなドイツの人気店の2号店が、ここ新横浜ラーメン博物館の「無垢-muku-ツヴァイテ」なんです。はるばる海を超えて新横浜ラーメン博物館に出店するに至ったのは、新横浜ラーメン博物館がプロデュースした映像ドキュメンタリー「世界ラーメン紀行」で取り上げられたのがきっかけなんだとか。
新横浜ラーメン博物館の誘致担当者が「ダントツで美味しかった」と唸った程のラーメンの実力を、さっそく味わってみましょう。
無垢-muku-ツヴァイテのスープは、3日間かけて煮込んだ豚骨と鶏ガラスープに醤油と和出汁を合わせたもの。
日本のように食材が思うように手に入らないという状況の中で、試行錯誤の末に完成されたスープはオリジナリティ抜群。日本ではなかなか食べられない味わいです。肝心な味わいはというと、濃厚なコクと旨味が凝縮されており、ご飯と一緒に食べたくなるウマさです。
どことなく家系ラーメンのような感じですが、明らかに家系ラーメンとは別軸の味わいが堪能できます。
また無垢-muku-ツヴァイテのラーメンは、無化調にこだわって作られています。ナチュラル志向のヨーロッパで生まれたラーメンらしい一面も垣間見えます。無化調なのにとても濃厚な不思議な一杯をみなさんもぜひ味わってみてください。
熱々濃厚な味噌ラーメンを堪能しよう!すみれ(札幌)
次に訪れたのは、濃厚な味噌ラーメンが堪能できる北海道・札幌の名店「すみれ」。
すみれのラーメンで特に注目したいポイントが、熱々の味噌スープです。すみれのスープは熱々の状態がずっと続くため、最後の一滴までできたてのような味わいが楽しめます。
濃厚アツアツなスープが中太ちぢれ麺にしっかりと絡みつき、麺の小麦の風味とスープの濃厚な旨味をしっかりと口まで運んでくれます。
この熱々のスープが楽しめる理由は、スープの表面にラードの膜が張られているから。最後の一滴まで温かいラーメンが食べられる、寒い土地で生まれたラーメンらしい工夫です。
濃厚さの中にしっかりと旨味が凝縮されたスープを、最後の一滴までかみしめるように味わってみてください。