おかげ横丁食べあるきレポート!達人が教えるおすすめお土産・見どころ・グルメ

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伊勢神宮参拝と合わせて人気を集める「おかげ横丁」。その魅力を調査するべく、おかげ横丁の「達人」に取材をしてきました。asoview!NEWS編集部員とのデート風!?食べあるきレポートでお届けいたします。

待ち合わせは赤福本店前

今回案内をしていただいたおかげ横丁の「達人」は、株式会社赤福の会長を務める濱田典保さん。株式会社赤福は、もちろんあの伊勢名物、赤福をつくっている会社です。

赤福は1707年に創業され、以来300年以上伊勢まいりのお土産として多くの人に親しまれてきました。今でも伊勢と言ったら赤福!というぐらい、絶対外せないお土産です。現在の赤福本店の建物は1877(明治10)年に建てられたもので、築130年を超えています。間口が広く、どっしりとした建物が印象的です。

おかげ横丁は、この赤福本店の真向かいにあります。

ここで濱田さんがおかげ横丁の成り立ちと、この伊勢門前町のことについて教えてくれました。

伊勢のにぎわいに赤福あり!

伊勢神宮の正式名称は「神宮」。日本の歴史とともに歩んできた伊勢神宮に、江戸時代「お伊勢参りブーム」が起こります。門前町である「おはらい町」はお伊勢参りをする参拝客であふれ、大変なにぎわいだったそうです。しかし時代が変わり、1970年代の高度経済成長期のころになると、伊勢神宮への参拝客は激減。今でこそ年間約650万人もの観光客が訪れる伊勢ですが、当時はその3分の1以下、200万人ほどの参拝客しかいなかったそうです。

当時のおはらい町には今のように全然お店もなく、単なる「生活のための道」という雰囲気だったそう。これに危機感を抱いたのが、当時の赤福社長だった濱田益嗣氏です。赤福の社屋を移転させ、その土地に1993(平成5)年におかげ横丁をオープン。大分・由布院や長野・小布施、香川・琴平などを参考に、「人を歩かせて楽しく時間を使ってもらう」まちをつくりました。そしてそれと並行して、伊勢市と協力してまちなみ保存条例を制定。20年以上をかけて、おはらい町は今のような風情ある街並みへと変わっていきました。

赤福本店の向かいにできたおかげ横丁から伊勢神宮までは、約500メートル。おかげ横丁を目当てに来た人が歩くことで、周辺の店も活気づいていく、という好循環です。今のにぎわいからは想像がつきませんが、この景色も先人の努力あってこそなんですね。感謝です!

入口の招き猫でパチリ。早速中に入りましょう!

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