永山健康ランド 竹取の湯の岩盤浴を一挙に紹介
多くの温浴施設では追加料金が必要な岩盤浴ですが、竹取の湯なら無料です。しかも7種類もの房が揃っていて、東京都内のスーパー銭湯としては最大級の規模。これはぜひ体験したいところですね。
あまり時間がない方はまず岩盤浴から、余裕があるなら先にお風呂でゆっくり温まってから岩盤浴ルームへ移動するコースがおすすめです。
・迷ったら最初はここから!「安の房」
岩盤浴ルームが7つもあると、どこから入ろうか迷ってしまいますね。そんな時は「安の房」から体験してみてください。温度が穏やかな中温ルームなので、まず徐々に体を慣らしていきましょう。
岩盤ベッドの種類がたくさんあり、遠赤外線玉石、ブラックゲルマニウム鉱石、緑真玉石、生効石、トルマリン石、神明石、溶岩石、薬宝玉石と、さまざまな石の違いを楽しめるのが魅力!こんなに鉱石の種類が多い岩盤浴は珍しいです。
また、鉱石によって砂利タイプのベッドとフラットなベッドがありますが、それぞれ独立した仕切りがあるため、隣の人が気になりにくい作りになっています。いくつか試してみて、お気に入りの岩盤ベッドを見つけてはいかがでしょう。
・女性専用の低温岩盤浴「楽の房」
女性専用の「楽の房」も温度が低めで鉱石の種類が多い房。メノウ石など一部の鉱石は異なりますが、さきほど紹介した安の房が女性専用バージョンになったようなお部屋です。壁や天井の飾りは黄金色に輝く竹で、かぐや姫をイメージしています。
・貴重なバドガシュタイン鉱石を使った「石の房」
ここからは少し温度が上がります。「石の房」はオーストリアから輸入したバドガシュタイン鉱石を使ったベッドが特徴のユニークな房。バドガシュタイン鉱石は、オーストリアの温泉保養地バドガシュタインで産出される特殊なラジウム鉱石です。
日本では同じ働きを持つ玉川温泉の北投石がよく知られていますが、こちらは現在は特別天然記念物に指定されており、採取が禁じられています。日本では貴重なラジウム鉱石の効果を手軽に体験できるのが、この石の房なのです。
・パキスタン産の岩塩が敷き詰められた「火の房」
「火の房」は高温岩盤浴ですが、それほど湿度が高くないので比較的入りやすい岩盤浴ルームです。ローズピンクの岩塩ブロックを敷き詰めた上に、寝心地の良いい草ラグを敷いてあり、寝ころぶスペース以外にも岩塩が使われているまさに岩塩尽くしの房。
使用しているのはパキスタン産の岩塩で、遠赤外線による効果のほか、マイナスイオン効果もあるとされています。
・一番熱さを感じる「玉の房」で発汗ペースをアップ!
最も温度と湿度が高いのが「玉の房」。ほかの房で身体を温めてから入るとより効果的です。白黒の砂利が敷き詰められた岩盤浴ベッドに横たわれば、すぐさま発汗が始まります。とにかく汗をいっぱいかきたい人にはおすすめ。汗をかいた後のリフレッシュ感もより強くなりますよ。
・クールダウンはおしゃれな冷室で
岩盤浴で温まった後のクールダウンは冷室におまかせ。青白い照明や、色が切り替わるブロックが心を落ち着けてくれます。一気にクールダウンするというより、穏やかに身体を冷やしてくれるお部屋です。
・ダイエット川柳が楽しい「温座敷」
岩盤浴ルームには、もうひとつ面白いお部屋があります。それは低温ルームの「温座敷」。ここはストレッチなどに使える広めの温座敷なのですが、なんと壁の低い位置にずらりとダイエット川柳が貼られているのです。
たとえば「本当のダイエットとはお金がかからないはず。食べないんだから」とか「太っているから言い訳をするんじゃない!言い訳をするから太るんだ!」など、ダイエット中の人には刺さる内容。クスっと笑いつつも、実は他人事とは思えない人も多いはず。
館内の食事処と人気のメニューは?
竹取の湯で食事ができるスペースは、お座敷席の「うたげや」と「竹林の縁側」、テーブル席の「竹林茶屋」、そのほか有料の個室などです。いずれのスペースも食事を伴わない休憩に利用することも可能。また食事メニューは共通となります。
人気のメニューは「竹取カレーうどん」(950円)や、「三元豚のかつカレー」(1,200円)。カレーの味は辛めでボリュームがあり、サウナ後のサ飯にもばっちりだと評判。ドリンクはサウナ愛好家に大人気のオロポ(※オロナミンCをポカリスエットで割ったドリンク)が外せません。甘いものがほしい時には、プレミアム生クリームソフトの「CREMIA(クレミア)」がおすすめです。
・ライブショーの会場にもなるお座敷席「うたげや」
畳の席に座ってのんびり食事をしたい人にぴったりなのが「うたげや」。座布団席だけでなく、和室用の低い椅子の席もあるので、年配の方にも使いやすくなっています。大型テレビがあるので長時間の滞在にもおすすめ。ライブショーの会場となるのもこの部屋です。
・海外ドラマのロケセットも!テーブル席「竹林茶屋」
テーブル席の「竹林茶屋」は、気軽に利用できるのが魅力のお食事処。おひとりさまでも使いやすいカウンター席も用意されています。なんとなく縁日みたいな雰囲気だと思えば、実はこれ、アメリカのドラマ『GIRLS/ガールズ』のロケセットだったのだそう。
登場人物が日本に出張に来た場面のロケ地として採用された竹林茶屋。ドラマの撮影で使われたカウンターをそのまま残したのが、こちらのおひとりさま席です。エピソードを聞くとちょっと面白いですね。
湯上り後もたっぷり楽しめる!くつろぎ&遊びスポットを紹介
竹取の湯の魅力はお風呂と岩盤浴だけではありません。湯上がり後のリラックスタイムや食事の前後に楽しめるスポットが充実していて、1日たっぷり遊べるのが魅力です。
・健康ランドの華!盛り上がるライブショー
竹取の湯では定期的に、有料の歌謡ライブショーを上演しています。開催場所はお座敷席「うたげや かぐや姫」。首都圏でこうしたショーを行う健康ランドは、今ではここだけになりました。
それだけに歌謡ファンにはたまらないスポット!お風呂でほっこり癒された後に、食事をしながら目の前のステージでライブショーを楽しむ。昔懐かしい遊びも竹取の湯なら叶っちゃいます。
・館内着のまま本格ボウリング!卓球やカラオケも楽しめる
こちらのボウリング場は竹取の湯のおまけではありません。竹取の湯と同じビルの6階に入っている「永山コパボウル」は、著名なプロボウラーが所属する本格的なボウリング場。一般のお客様もたくさん利用しています。
竹取の湯を利用したお客様は、なんと1ゲーム無料のサービスがあります。ただし館内着を着用していることが条件。また、シューズの貸し出しは有料になります。靴下も必要なので、ボウリングをする場合は館内着に靴下を身に着けて、専用エレベーターから6階に上がりましょう。
湯上がり後の火照った体で、館内着に身を包んでボウリング!ほかではなかなかできない体験をぜひ楽しんでくださいね。
また同施設には、卓球場やカラオケルームもあります。卓球とカラオケは別料金ですが、グループでじっくり遊びたい方はこちらもおすすめです。
・漫画・コミックが3,000冊以上!「マンガ書房」
「お風呂後のお楽しみといえば、漫画は外せない!」という方も多いはず。竹取の湯では約3,000冊のマンガが読み放題。さらに一部の人気マンガに関しては、約300冊をフロントで貸し出しています。椅子やごろ寝スペースが充実しているので、好きな場所でゆっくり漫画の世界に浸れますよ。
・ゆったりくつろげる「リクライニングシート」
リクライニングしてゆっくりくつろぎたいなら、3階にあるリクライニングシートの部屋がおすすめ。一部のシートには充電可能なコンセントがあるので、長時間スマホやタブレットを操作したい時でも安心です。また、女性専用エリアもあります。
・週末なら一晩過ごせる有料の「スーパーシート」
リクライニングシートよりもさらにプライベートな状態でくつろぎたい場合は、有料のスーパーシートを利用しましょう。こちらは仕切りが大きくて個室のように使えるスペースで、テレビ・ヘッドホン・コンセントなどを完備。4席のみリクライニングシートタイプですが、残りはフラットで完全に横になって過ごせます。
昼間は2時間220円で利用可能。金・土・祝前日に限り850円で夜10:00から翌朝8:00まで滞在できます。たった850円の追加料金で一晩中個室で過ごせるのはかなりお得ですよ。
・ボルダリングやボールプールで遊べる「キッズエリア」
子どもが喜ぶ「キッズエリア」は、館内2階の奥にあります。壁一面の子ども向けボルダリングが目印。ボルダリングの床はふかふかのマットなので、落ちたり転んだりしても安心です。そのほかにも、小さなボールプールやおままごとセット、絵本やおもちゃなど充実の遊び道具を用意!また来たいとリクエストするお子さんがいるのも納得です。
・子どもはワクワク!隠された謎の秘密基地
館内にはキッズエリアのほか、子どもが中に入って遊べる「秘密基地」があります。怪しげな本棚に秘密の扉があり、その中にはなんと隠し部屋が!
壁にはラクガキボードがあり、室内では特別に壁や床へのいたずら書きがOK。親は秘密基地の外に設置されたスクリーンから、中の様子をモニタリングできるようになっています。お子さんと来た方はぜひ探してみてくださいね。
・スタッフのこだわりが詰まった「ゲームコーナー」
1階にはゲームコーナーがあり、最新からレトロまでたくさんのゲーム機が揃っています。UFOキャッチャーの取り方ひとつをとっても、町中のゲームセンターとは違うオリジナルの要素がいっぱい!アニメや漫画の景品ならストーリーに沿った演出が盛り込まれているなど、スタッフがこだわり抜いた遊びの仕掛けが垣間見られます。
このほかにも、フィッシュセラピー、占い館、デジタルダーツ、昭和のお茶の間を再現したコーナーなど、紹介しきれないほどの面白いスポットが盛りだくさん。賑やかで過ごしやすい雰囲気なので、ぜひ親子で楽しんでみてはいかがでしょう。
永山健康ランド 竹取の湯のアクセス方法
電車でアクセスする場合は、京王線「京王永山」駅もしくは小田急線「小田急永山」駅から徒歩約1分。いずれの駅からも改札を出て右へ歩けば正面に建物が見えてきます。
車でアクセスする場合は、中央自動車道「国立府中IC」で下車し、鎌倉街道(多摩ニュータウン通り)を経由して永山駅方面へ向かいましょう。駐車場は「ヒューマックスパビリオン永山駐車場」。カーナビの設定もこちらにするとルートが分かりやすくなります。
駐車台数は350台。2,000円未満で2時間、2,000円以上で4時間、4,000円以上で6時間分の駐車料金が無料になります。
※料金・設備は2023年5月31日時点の取材時のものです。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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