浪合宿

長野県 伊那・駒ヶ根・飯田・昼神
  • 町並み

基本情報

名称

浪合宿


ナミアイジュク

住所

長野県下伊那郡阿智村浪合


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アクセス方法 ・園原ICから車で20分 ・飯田山本ICから車で20分 ・JR飯田線飯田駅からバスで50分
連絡先 問合せ先 電話番号:0265-43-2220

 江戸時代、伊那郡と東海地方を結ぶ道は、伊那街道が中心であった。伊那街道は三州街道とも呼ばれ、戦国時代に武田信玄が大改修をして便利な街道になった。運送業者である中馬の往来が多かったので、中馬街道とも呼ばれた。  浪合宿は、飯田城下への距離や寒原峠・治部坂峠にはさまれた場所という条件から、中馬や旅人が宿泊する場所だった。宿場には、馬を休ませる場所や人が休んだり泊まったりする宿屋もあり、たいへんにぎやかだった。現在、浪合宿のあった中下町・上町あたりには、当時の家並みといった景観がわずかに残っており、街道当時の水路も一部残っている。 ・武田勝頼首実検の跡  武田信玄の子勝頼は、1582(天正10)3月には武田氏は織田氏に攻められて滅亡した。信長は浪合で勝頼の首実検をしている。その跡とされる場に石碑が残っている。 ・塩問屋跡(上町)  上星は、塩など中馬によって送られる東海の物資を中継した大きな問屋だった。かつては大きい屋敷があったが、今は石垣だけ当時の面影を残している。 ・川除け  江戸時代の堤防。現在残っているものは天保年間(1830~40)に造られた石積み(村史跡)。 ・浪合関所跡  江戸時代の関所跡が、宿より西に500mいったところに残っている(県史跡)。また、街道の道筋も数100m残っている。

詳細情報

その他 駐車場 普通車30台