神渕神社の大杉
岐阜県
恵那・多治見・可児・美濃加茂
- 植物観察
基本情報
名称 |
神渕神社の大杉 カブチジンジャノオオスギ |
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住所 |
岐阜県加茂郡七宗町神渕 地図を見る |
連絡先 | 問合せ先 電話番号:0574-48-2291 |
豊潤な暮らしの糧をもたらしてくれる自然を神と仰ぎ、朝な夕なに天に祈りを 捧げてきた七宗の先人たち。その素朴な心の象徴ともいえるのが、御佩山 (みはぎやま)の頂上近くから、まちを見守るようにたたずむ神渕神社である。社へと続く参道沿いの崖には御佩郷と巨大な磨崖文字が刻まれています。一字は実に2m四方と、そのスケールはまさに圧巻。御佩山、御佩郷と は神代の頃、高天原に登る須佐之男命が、自ら佩いた十劵剣(とつかのつるぎ) をこの地に祀ったという神話に由来するもの。神渕神社は壬申の乱(672) の際、大海人皇子(後の天武天皇)が皇運挽回祈願のため、神鏡を祀ったことが始まりだといわれています。七宗町は神々にとって特別な地だったのでしょうか。それを知るのは、神域と呼ぶにふさわしい静寂に包まれた社の境内で、850年のときを見つめてきた大杉だけかもしれません。