石の宝殿(石宝殿古墳)

大阪府 大阪東部(寝屋川・守口・門真・東大阪)
  • 史跡

基本情報

名称

石の宝殿(石宝殿古墳)


イシノホウデンイシホウデンコフン

住所

〒572-0803 大阪府寝屋川市梅が丘1丁目


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アクセス方法 ・ JR学研都市線「東寝屋川駅」より徒歩20分
ホームページ http://www.city.neyagawa.osaka.jp/Recommend/bunkazai/kunishiteibunkazai/1382413256640.html

寝屋川市東端、生駒山に続く丘陵には多くの古墳が残り、そのうちこの特殊な横口式石槨(せっかく)をもつ古墳が「石の宝殿」、または「石宝殿古墳」として知られている。上面を平坦に加工した底石(下石)の上に、埋葬部分をくり抜いた蓋石が重ねられている。その大きさは、直径3m/高さ1.5m。内部は幅0.9m/高さ0.8m/奥行き2.2m/入口部分は幅0.5mと狭い。横口式石槨は大阪府に約20例あるが、全て石川流域に集中しており、石の宝殿だけが他より離れ、形式的にも明日香村の鬼の厠(かわや)・鬼の俎(まないた)と同じく、非常に特異なもの。日本に仏教文化が伝わったことを受けて、ここに死者を火葬した後、骨を容器に入れて納めたと推定されている。『河内名所図会』によれば、このそばから、金銅製の骨壷が見出されたという。前面左に、「天岩戸大日如来」と刻んだ元禄9年(1696)の石碑がある。天照大神の岩戸隠れにちなみ、神仏習合の信仰を表すものと言われている。