基本情報

浄土真宗本願寺派の寺である。永正7年（1510）に、本願寺第9世実如上人から頂いた方便法身尊形が残されています。そのため、この年が開基と思われます。このご絵像とも呼ばれる阿弥陀如来像は、由良町の文化財4号に指定されています。貞亨元年（1684）に寺号が許され、元禄10年（1697）ご本尊阿弥陀如来木像が本願寺第14世の寂如上人から、下賜された。本堂の建立についての記録がないので、はっきりしないが延宝6年（1678）の「日高鑑」の小引村の条に載っている所から、すでに寺があったと思われる。現在の本堂は、明治32年（1898）に再建されたものである。