太平洋
海遊館のなかでも最大の目玉といっていいほどダイナミックな世界を楽しめる水槽「太平洋」。人気のジンベエザメもこの水槽にいます。地球の表面積の3分の1にもおよぶ世界最大の海だけあって、そこに暮らす生きものもさまざま。
「太平洋」は深さ9m、最大長34m、水量5,400tと壮大なスケールで太平洋の海を表現。また太平洋はフロアをぶち抜いて下の階まで続いているので、いろんなアングルから生きものたちの姿を楽しめます。
水槽の上のほうを泳いでいるのはジンベエザメをはじめ、イトマキエイやロウニンアジ、マダラトビエイなど。写真に写っている大きい魚がロウニンアジですが、普段見慣れたアジと比べると大きすぎて、最初はマグロかと思いました…。
集団で泳ぐ魚と言えばイワシをイメージしがちですが、この魚はグルクマ。群れで大きな口をあけて泳ぐ姿がちょっと怖くて滑稽な魚たちです。
水底付近で暮らす生きものたちにも注目してみましょう。シノノメサカダメやヤジリエイ、ヤイトハタなどの生きものがひっそりと暮らしています。
太平洋水槽の見どころは、海底付近からの景色にもあるかもしれません。海底付近から水槽を見上げると、水槽内に光が差し込み深いブルーに輝く水面や、泳ぎ回るさまざまな生きものたちを一度に鑑賞できて圧巻です。
太平洋を眺められるさまざまなポイントにはベンチが設けられているので、腰をかけて悠々と泳ぐ生きものたちをのんびり観察するのもいいですね。
こんなものも展示されていました。これは太平洋水槽に使われているアクリルガラスの実物。ガラスの厚さは30㎝もあるそうです。これだけの分厚さがあるにも関わらず、クリアに水槽の中が見られるのはすごい…!
瀬戸内海
日本の本州、四国、九州に挟まれ、周囲から流れ込む潮流や温暖で雨量の少ない気候から、豊かな生態系が育まれている瀬戸内海。この水槽では、瀬戸内海でも特に代表的な魚たちが展示されています。