美しい洞窟「青龍洞」を見学
城崎温泉を出発し、城下町出石に行く途中にある玄武堂公園に立ち寄ります。城崎温泉からは車で約5分ほど。
玄武堂公園にある青龍洞を見学。公園の中にある洞窟では、玄武洞の次に大きく美しい洞窟です。国の天然記念物に指定されており、理科の教材にもなりそうな玄武岩は子どもにもおすすめです。
レストラン&カフェ「玄武洞」
次に約5分ほど歩いて玄武洞の入口にある「玄武洞ミュージアム」へ。このミュージアムに併設されたカフェで休憩します。テラス席がとても気持ちよく、円山川を眺めながらのひとときは最高ですよ。
今回の最終目的地「城下町 出石」に到着
出石は豊岡の南東部にあり、城崎温泉から車で30分ほどの距離にあります。出石城からなる城下町として発展し、現在は当時の風情を残すために景観の保護が法的に定められています。
辰鼓楼は、出石のシンボルとなっている日本最古の時計台。明治4年、旧三の丸大手門の櫓台に建てられた鼓楼で、当時は1時間おきに太鼓で時(辰)を告げていたそうです。
44年の時を経て蘇った近畿最古の芝居小屋「永楽館」
明治34 年に開館した近畿最古の芝居小屋である「永楽館」を見学しにきました。
客席から舞台を見上げると圧倒されます。明治34年に出石城下に常設の芝居小屋として開業された「永楽館」は、歌舞伎や寄席の舞台として但馬の大衆文化の中心として栄えた芝居小屋です。
戦後には映画も上映していましたが、テレビが普及し娯楽が多様化するにつれて観客が減ってしまい、昭和39年に惜しまれながらも閉館しました。その芝居小屋が約半世紀ぶりに大改修の末、平成20年に44年の時を経て復活。現在は豊岡市指定文化財となり、歌舞伎や落語などの公演が開催されています。
こちらが入場券の券売所。館内に入れば、舞台の花道を歩いたり、舞台裏の楽屋まですべて見学できます。公演のない日は一般公開されていて、見学チケットは大人300円です。中・小学生以下は無料なので、子ども連れにおすすめ!ぜひ、見学して下さい。
細部まで閉館当時の状態を忠実に再現。上に並ぶ企業の広告は全てレプリカかと思いきや、いまも1/3の企業が実在するというからびっくりです!
花道の上から下を覗いているところは、役者が登場する場所だそうです。幽霊・妖怪・動物の精や妖術使いなど、非現実的な役が登場するときに使用されることから「すっぽん」と呼ばれています。
舞台裏からの眺めは格別です。足元には、床を円形に切り抜き、回転させて舞台転換に用いる「廻り舞台」が設置されています。
ここは奈落の底から繋がっている廻り舞台の真下。舞台の回転は手動。回すのが大変そうです。
舞台でキメポーズ!他にも紹介しきれないほどのからくりや仕掛けを見せてもらい、実際に出演された役者さんの裏話まで聞けて大満足の永楽館見学でした!見学は公演のない日に限られているので、事前に予定の確認が必須です。