2.季節で異なる風情を楽しむ日本庭園
もみじ群生林や池など、元々の地形を活かして造られた修善寺 虹の郷の「日本庭園」は、しゃくなげの森、藤棚、花しょうぶ園、水仙の小径など四季折々の花々に彩られる和風庭園。新緑(5月上旬)と紅葉の時期(11月中旬~12月上旬)には夜間も開園し、ライトアップが施されます。「菖蒲ヶ池」にかかる「錦橋」のたもとには、明治の文豪、夏目漱石が滞在した修善寺温泉の旅館を移築し造られた「夏目漱石記念館」があります。
5月初旬、新緑の時期に開催される新緑のライトアップ。青々としたもみじや東屋が照らし出され、庭園内が幻想的なムードに包まれます。
修善寺の紅葉時期は遅く、11月下旬~12月上旬。日本庭園の菖蒲ヶ池周辺や伊豆の村、匠の村、もみじ林などを会場に、美しく色付いたもみじをライトアップしています。
日本庭園の花々をチェック
日本庭園に咲く和の情緒あふれる花々を、4月からの開花時期順に紹介します。
約150種が咲き誇るしゃくなげの森
【しゃくなげ】
約2haの丘隆地に約150種2,100本のしゃくなげが植えられ、開花時期には早咲き、中咲き、遅咲きの順に、色鮮やかな花々が一面に咲き誇ります。
【開花時期】4~5月
GWあたりが見ごろ!藤棚
【藤】
ノダナガフジ、ショウロフジなどが織り成す約250mの藤棚です。
【開花時期】5月上旬
梅雨の時期に彩りを添える花しょうぶ
【花しょうぶ】
江戸系、伊勢系、肥後系などさまざまな品種の花しょうぶが植えられ、花の大きさや色合いの違いを楽しめます。
【開花時期】6月上旬〜中旬
鮮やかな色合いに心が弾むあじさい
【あじさい】
梅雨時期の空の下、鮮やかなあじさいの花が庭園を明るく彩ります。
【開花時期】6月中旬~7月中旬
早春の訪れを予感させる水仙の小径
【水仙】
清楚な水仙が咲き誇る小径です。水仙の甘い香りが漂よいます。
【開花時期】1月上旬~2月上旬
濃いピンクの花びらが目を引くカンヒ桜
【カンヒ桜】
四季街道沿いのカンヒ谷に咲く、早咲きの桜です。
【開花時期】3月上旬~中旬
見逃せない撮影スポット!IZU FRAMES(イズフレーム)
イギリス村とカナダ村を結ぶ「四季街道」沿い、富士山を望む絶景ポイントに設置された、高さ4.1m、幅3.6mの巨大なフォトフレームがこちら。2016年1月、伊豆市と地元の高校などが連携して制作したものだそう。雄大な富士山をバックに、とっておきの一枚を。
日本屈指の文豪に思いを馳せる夏目漱石記念館
日本庭園の太鼓橋「錦橋」を渡った先にある「夏目漱石記念館」。
1910(明治43)年に夏目漱石が修善寺温泉に滞在していた「菊屋旅館」旧本館の2階を移築した建物で、襖や障子、欄間などが当時のまま保存されています。