子どもを熱中させる遊べるアート大集合!房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+

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4.子どもの興味をそそる作品がいっぱい!「市原湖畔美術館」

市原湖畔美術館は、千葉県一の貯水面積を誇る高滝湖の湖畔に建てられた緑豊かな美術館です。戦後銅版画の第一人者として知られる深沢幸雄氏の作品を中心とした常設展をはじめ、幅広いジャンルの多彩な企画展を開催。市原市でアートを満喫するなら絶対に外せない人気観光スポットとなっています。

「Heigh-Ho」アーティスト:KOSUGE1-16

館内には常設展示の作品に加えて、新たなアートが続々登場。KOSUGE1-16さんの作品「Heigh-Ho」は、その名のとおり逆さまにした人間の肺胞をイメージした立体像。今にも弾け出しそうなダイナミックな姿が印象的です。

周辺を走り回ったり中をのぞき込んだり、子どもは公園の遊具で遊ぶような感覚でアートを堪能。実際にさわってもOKな作品だからこそ、さまざまな楽しみ方が生まれます。

「MUSEUM-STAIRS / ROOF OF NEEDLES & PINS」アーティスト:アコンチ・スタジオ

美術館の屋上へ向かう階段と、屋上に設置された700本にも及ぶ金属製のチューブ。アコンチ・スタジオの作品「MUSEUM-STAIRS / ROOF OF NEEDLES & PINS」は、異世界へと迷い込んだかのような錯覚を覚えるアートの林です。天候や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれるので、何度か足を運ぶのもおすすめ!

普段は体験できないアートな林の探索で子どもは大はしゃぎ!一緒になって走り回っているだけでも、とびっきりの笑顔が見られるはずです。


美術館周辺は青々とした芝が茂り、ピクニックをするのにぴったりなスペース。レジャーシートを用意して、心地良い風を浴びながらランチもおすすめです。

美術館のすぐ目の前にある高滝湖は、県内最大の貯水面積を誇る人造湖。レンタルボートがあるので、アート観賞の合間にのんびりと水上散策を楽しんではいかがでしょう。

5.子どもと一緒に楽しめる作品がそろう「旧平三小学校」

「旧平三小学校」は閉校した小学校をそのまま活用した展示場。大人になるとなかなか小学校に入る機会がないため、廊下を歩いているだけで懐かしさと同時にワクワクした気持ちが湧いてきます。子どもにとっても、いつもと違う学校は興味をそそるポイント。自分の学校との違いを楽しむのもまた一興です。

「ビルズクラウド」アーティスト:栗真由美

やさしい市原市の町灯りを、数多くのミニチュアハウス型ランプで再現した栗真由美さんの作品「ビルズクラウド」。柔らかな電球色が幻想的な雰囲気を作り上げ、ただそこにいるだけで心が癒やされそう。

「ドリームキャッチャー」アーティスト:キム・テボン

教室内に突然現れる宇宙船。キム・テボンさんの作品「ドリームキャッチャー」は未来を目指し、夢を捕まえにいくという体験ができるインスタレーション作品です。内部のライトは一定時間ごとに激しく点滅。その瞬間、どこか別の世界へと旅立つような、そんなワクワクした体験に子どもは夢中になりっぱなし!

「知るは海」アーティスト:マリア・ネポムセノ

暴力や抗争の危険があり、子どもたちが1年の3分の1程度しか学校に通えない、リオデジャネイロのマレ地区。マリア・ネポムセノさんの作品「知るは海」は、そこで暮らす子どもたちの絵や音も素材にしたインスタレーション作品です。教室に入ると目の前に広がるのは、青々とした海の中のような世界。そこで自由に遊ぶ子どもの姿とマレ地区の子どもたちとの境遇の違いを考えると、ありふれた日常の中の幸せにあらためて気づかされます。


6.アートな遊具に大人も子どもも大興奮!「旧白鳥小学校」


「いちはらアート×ミックス2020+」で、子どもと一緒に思いっきり体を動かして遊びたいときは「旧白鳥小学校」がイチオシです。もともと設置されていた遊具に、あらたに作品として遊具をプラス!子どもが遊び疲れするほど、親子でたっぷり遊べますよ。

「ウェイクアップ/シティ/スリープ」アーティスト:カルロス・ガライコア

カルロス・ガライコアさんの作品「ウェイクアップ/シティ/スリープ」は、ご本人が市原を訪問した際の印象や工業地域の建物から得たインスピレーションをもとに形づくられた遊具。公園にあるような遊具とはちょっと違った、デザイン性あふれる遊具に子どももときめくこと間違いなし!

やっぱり遊具で遊ぶ子どもは、活き活きとして楽しそう!芸術祭なのに体を使って楽しめるのも「いちはらアート×ミックス2020+」の大きな魅力ですね。

「いちはらアート×ミックス2020+」で親子の絆を深める休日を!


芸術祭でありながらも、テーマパークのような面白さにあふれ、大人から子どもまでたっぷり楽しめる「いちはらアート×ミックス2020+」。今回は数あるアートの中から、その一部だけをご紹介させていただきましたが、実のところはすべての作品がおすすめと言っていいぐらいのクオリティです。

単に観賞するだけではなく、さわったり、体験できたりするのも「いちはらアート×ミックス2020+」ならではの楽しさ。遊びを通じてさまざまなアーティストのアイデアにふれることで、きっと子どもの発想力もより一層育まれるはずです。皆さんも近年、長い自粛生活で思う存分に羽をのばせなかったストレスを、親子で美しい里山風景の中に散りばめられたアートを観賞して発散してみてはいかがでしょう。

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