充実した3階にある企画展示室
また、3階には企画展示室も。横浜人形の家では企画展にも力をいれています。「常設展示だけだと、1回見たらしばらく足を運んでくれなくなるでしょう?」と長谷川さん。「企画展もひとつだけでなく、会期や内容を工夫して、いつ来ても新しい発見があるように努力しています」(長谷川さん)
これまで開催された企画展は、「チェブラーシカ展」や「初音ミク フィギュア展」など、若者や女性に人気がありそうなものも盛りだくさん。今回開催されていた企画展は「アンティークドール×現代創作人形」と「ミニチュアの魅力/ソフビの魔力」で、タイプの違う2つの展示を一度に楽しめるのは、横浜人形の家ならではかもしれません。
■企画展1「アンティークドール×現代創作人形」(~10月10日(日))
企画展は撮影不可。今回入り口部分だけ、特別に撮影許可をいただきました。横浜人形の家収蔵の陶製ビスクドールや自動で動くオートマタ人形といったアンティークドール作品からインスピレーションを得て、現代創作人形作家18名が新たに制作した作品を中心に、90点以上が一挙に紹介されています。
企画展示室を出ると、4階の「あかいくつ劇場」に通じる階段があります。ここでは、人形劇やミニコンサートなど、多彩なプログラムが不定期で上演されています。(※2021年7月現在は休止中)
■企画展2 ケンエレファント社ミニチュア/ソフビ展「ミニチュアの魅力/ソフビの魔力」(展示終了)
企画展の2つめは、「ミニチュアの魅力/ソフビの魔力」。こちらは2階の入り口横に室内への通路があるので、2階まで戻ります。もちろん最初にまわってもOK。
ケンエレファントと企業がコラボレーションしたミニチュアも多数展示されていて、写真はTechnicsとONKYOとのコラボ商品。一つひとつの精巧さはもちろん、CDがデッキから半分飛び出たトレイにちょこんと載っているところなど、リアリティに心掴まれます。
長谷川さんによれば、「ミニチュアだけじゃなく、実物とセットで展示してあるところが小さなお子様から大人の方にも人気です」とのこと。ミニチュアと実物を比べてみると、「ここまで再現されている!」と感嘆の声をあげること必至です。
横浜人形の家の体験イベントについて
2階の多目的室や3階イベントスペースでは、常時イベントや参加型のワークショップが開催されています。